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残念な魔女見習い ~火傷痕コンプレックスからの魔法成り上がり~  作者: かず@神戸トア
女潜入者サラ

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神国交渉

アルメルス神国の首都ダラムにいる、コルマノン王国からの使節団のテオドナ・モンブリー法衣伯爵とクリミーユ・タンプ法衣子爵。神聖騎士団の裏部隊を王国に密航させて、王国伯爵であるサラの暗殺を企んだ神国に対して、謝罪等の要求の交渉を行っているが、予想通りとぼけられてまったく進展はない。それどころか、ありもしない容疑をでっち上げていると逆に侮辱の罪を責められる始末。

もちろん外交専門の2人は言われるままでは無いが、神国側も日ごろから説法で鍛えられた教団幹部であり、自分に都合の悪いことは無視して根拠のない言いがかりを責めてくることは得意な相手であるので、難航している。


そこへサラから提供された、神国の南西で冒険者に対して≪魅了≫も使った支配を行っているという情報が、交渉相手にかすかな動揺を与えた気配があり、解決の糸口にならないか試行錯誤しているところであった。


「サラ・ドラセム伯爵、緊急の相談とは何事ですかな?」

「辺境都市ロージアンの南西の城壁が、魔物に突破されました。今、ロージアンは魔物に取り囲まれています」

「なんと!いつのお話ですか?」

「城壁を突破されたのは昨夜、取り囲まれたのは夜から今朝にかけてです」

「それは首都ダラムにいる神国幹部もきっと知らない情報でしょう。交渉で大変優位になりますね」

「国家間の交渉も大事ですが、一般住民の危険回避も優先してくださいね」

「もちろん、了解した」

サラは2人に最低限必要な情報を提供すると、今度は王都ワーズの宰相のもとに≪転移≫していく。

残されたモンブリー、タンプの2人は、さっそく神国幹部に緊急面談を申し込み、交渉の主導権を握るため、通常の通信手段では知りえない最新情報を提供するのであった。



一方、王都に≪転移≫したサラは宰相へ面談を申し込む。王都に残している従士団メンバへの緊急指示があり得ること、政治的なことも踏まえた判断をする際の助言が必要になるであろうことなどから、王都に居た家宰ローデットも連れて行く。


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