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残念な魔女見習い ~火傷痕コンプレックスからの魔法成り上がり~  作者: かず@神戸トア
女潜入者サラ

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アルメルス神国秘事3

翌日は、トリストフとカロルが主、他の者たちは奴隷という立場を変えずに、食料などの買い出しを含めた情報収集に散って行く。芝居が下手なハリーと、人物情報が一番出回っている可能性のあるサラは留守番である。

いつまでも迎賓館に居るわけにいかないので、住む場所の情報収集も依頼している。


出かけていたメンバが集まって夕食かねがね情報交換を行う。

「冒険者ギルドでの依頼内容はほとんど無く、受付に聞いても冒険者はほぼほぼ城壁の防衛に向かうので通常依頼を出す依頼人も居なくなっているらしいです」

「城壁の防衛に参加すると、食事や住居も与えられるかわりに行動が制約されるのか、街中で見かけなくなるそうです」

「神国の軍隊や兵士、もちろん神聖騎士団を含むような正規兵はほとんど居ないようです。いても部隊長など、冒険者たちに対する指揮命令系統だけのようで」

「ここで生まれ育っている人たちに聞くと、魔物は頻繁に押し寄せてきているようで、山間にある城壁を乗り越えられることもあり、このロージアンの外壁で防衛戦もしたことがそれなりにあるとのこと」

「なんか、この前に皆で行ったフェルール様の嫁ぎ先であるヴィリアン侯爵領よりも、魔物の侵食が酷いみたいね。あの山間の城壁の向こう側についての情報は誰か持っていた?」

「辺境があるとしか言われていないみたい。悪魔が住む地域だとか。それも言っているのが至高教団ばかりで、誰も事実を知らないみたい」

「悪魔?結局は見に行ってみないと分からないのかもね」

「今、冒険者として城壁の向こう側に狩りに行くのは許可されていないらしいです」

「なら、内緒で飛んで見てくるしかないわね」


ちなみに皆の拠点についてであるが、昔からの住民ではない冒険者などは宿舎に居つくことになるのであまり借家自体が普及していないようで、売買が中心とのことであった。馬屋もある10人ほどが落ち着ける場所を探して購入することを検討することになった。



そしてその夜、闇に紛れて、ロージアンの外に≪転移≫で移動し、サラを含む≪飛翔≫が可能な数人で南方の調査をすることにした。


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