表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
残念な魔女見習い ~火傷痕コンプレックスからの魔法成り上がり~  作者: かず@神戸トア
女潜入者サラ

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

726/1027

辺境都市ロージアン3

「私は冒険者のトリストフと申します。あなたがこの城壁の指揮官でよろしいでしょうか」

「はい、指揮官のランシリルと申します。ご助力、誠にありがとうございました。あなた方は豊穣の女神デメテル様のお使いでしょうか?」

「いや、そんな恐れ多い。単なる冒険者です。修練のためあちこちを旅している者にございます」

「そうでしたか。でしたら、なおさらご助力のお礼をさせていただきたく存じます。あちらの辺境都市ロージアンまでご案内させてください」


戦闘している間に、ハリーが馬たちをつれて城壁の北側まで来ていたのでこっそりと状況を共有し、ロージアンまで指揮官の案内に従ってトリストフを先頭に移動する。

サラやハリーなどのパーティーは名前が知られている可能性もあるため、トリストフたちの奴隷であり冒険者証も取得していないことにして、ロージアンの街に入る。

「ずいぶんと戦闘力もあり装備も充実した奴隷ですね」

「ありがとうございます。ここまで育て上げるのには苦労しました」

「なんとトリストフ様のご指導でしたか。大変不躾ですが、この辺境では戦力があり過ぎて困ることはありませんので、お譲りいただくことはできないでしょうか」

「いやいや、申し訳ありませんが・・・」

「そうですよね、ここまでさせる苦労を思えば。大変失礼しました」


トリストフたちが案内されたのは、ロージアンの中心地、デメテル神殿の近くの立派な屋敷であった。迎賓館としても使用されているのだと想像される。

そのまま、トリストフとカロルがこの集団の主である夫婦、ティアーヌは筆頭奴隷で、それ以外の10代のメンバも全て奴隷という体にしたため、トリストフとカロルだけが指揮官に案内されて行くことになった。

もちろん敵地であるわけであり、何があるか分からないので、念のために天使マルカルロを透明にして≪召喚≫して2人に付き添わせる。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ