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残念な魔女見習い ~火傷痕コンプレックスからの魔法成り上がり~  作者: かず@神戸トア
女代官サラ

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悪魔教団本拠地

帝国軍にももちろん魔法使いも居るので、正面からの攻撃において、宣戦布告、投降勧告などの後、その魔法使いによる魔法攻撃が戦闘開始となった。


筋肉質の組織になったとはいえ、チンピラのような下っ端もまだまだ残っていたようで、使い捨てのように正面に配置された彼らが、帝国軍の攻撃で次々と戦闘不能になって行く。

また、帝国軍の別動隊が待ち構えているいくつかの通用口からも、次々と教団員が投げやりな攻撃で飛び出してくるが、準備万端であった帝国軍に捉えられていく。

悪魔教団からもいくつかの魔法は飛んでくるが、ほとんどは≪火球≫などの下級魔法で極まれに≪火炎≫や≪毒≫などの魔法であるので、この辺りは悪魔教団でも中堅以下の団員であると思われる。

それらを押し返して施設の中に帝国軍が攻め入ると、スケルトンやゾンビなどが大量に待ち構えていたが、所詮は低級魔物であり、時間稼ぎにしかなっていない。


教団幹部と思われるのはトリストフたち7人が受け持った出入口、そして教団トップ層はサラたちが受け持った秘密の通路なのであろう。

そのことは十分に認識しているため、≪結界≫を多用しながら慎重に侵入していく。それなりに大きな洞窟であり、奥は迷路のようになっていたが、事前に地図を入手できていたこと、風精霊ジョステルを≪召喚≫して通路の先の状況を把握しながら進むことができている。


トリストフたちが進んだ先には祭壇があり、その前で黒ローブの5人が祈りを捧げていた。祭壇には既に3体の悪魔が≪召喚≫されており、トリストフたちが近づくと5人は振り返り話し出す。

「よくここまで来たな。雑魚どもと違うようだな。生贄にはもってこいだ。命を捧げよ!」

「その前に、龍の棲む山の向こう側、コルマノン王国の辺境の森に行ったことがある奴はいないか?」

「そんなことどうでも良いだろう!やれ!」

「サラ様、ティアーヌ様の仇かもしれないので、できれば捕縛したいが、無理はしないように」

「「「承知!」」」


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