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残念な魔女見習い ~火傷痕コンプレックスからの魔法成り上がり~  作者: かず@神戸トア
女伯爵サラ

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被粛清者2

せっかく≪召喚≫した悪魔が、攻撃を指示しても動かないことに焦る黒ローブたち。

「いったいどうしたというのだ?」

と帝国軍人たちからも催促されるが

「魂が不足していたのでしょうか」

と、拘束された味方の首を次々と切り落として生贄を増やしていく。


いくら人から見えないように姿を消していても、≪召喚≫された悪魔には、自分より力が強い悪魔ストラデルが敵側に居ることに気付いており、行動に戸惑いがあった。

今までは≪召喚≫されても簡単に蹂躙(じゅうりん)できるような相手ばかりであり、遊びながら攻撃指示に従っていたのだが、今回は自身が心配である。もちろんこの世界で実体化した現身(うつしみ)がやられても魔界に帰るだけであるが、召喚主もこのままではやられてしまう。

せっかく何十年ぶりに魂を入手できる伝手を得たというのに、このままではまた何十年何百年と待たされることになってしまう。


そんな悪魔の思考が分からない召喚主の黒ローブたちは、焦って次々と生贄を増やしながら、サラたちへの攻撃命令を繰り返す。

悪魔もさすがに契約に逆らいきれずに、ハリーたち目掛けて≪火槍≫を飛ばし始めたが、すぐさまに≪結界≫により防がれてしまう。逆に自分にも≪氷槍≫や≪氷結≫がミーナたちから来るため、飛び回って逃げることになった。


その悪魔の方に気を取られていた元海軍幹部や帝国軍人たちは、こっそり回り込んでいたトリストフたちに≪氷結≫で拘束されてしまう。



最終的に残ったのは、黒ローブ3人と悪魔のみになった。

聞きたいことがあったサラたちはわざと黒ローブを残していたのである。

悪魔を多重に≪結界≫でからめとられた上に、黒ローブ3人もサラたち12人と精霊たちに囲まれると、自分達の上級を含めた魔法が何を放っても防がれたことも踏まえて降参する。


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