表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
566/1027

天使対決

「天使をご覧になるのは初めてですか?驚いていますが。こちらは、マース様の眷属の天使シュリエル様です」


驚きつつも、サラは冷静に、結界の外にいる水精霊シルビーに≪氷壁≫でアッズーラを囲い込み、その周りに火精霊ヨルバによる≪火槍≫や風精霊ジョステルによる≪雷撃≫を落とすことで降伏を勧告する。


アッズーラは実力差を理解して降伏を宣言するが、使節団長カプラーノは

「神霊の力ではない精霊の力など、異教の力を認めるわけにいかぬ。アルメルス神国に帰り、教皇にコルマノン王国は異教の手に落ちたと報告させて頂く」

と騒いでいる。

国王や使節団のところに戻って来たサラとアッズーラであるが、国王と宰相に「何とかならないのか」という視線を向けられたと感じたサラは、

「こちらもご覧ください」

と姿を消していた天使マルカルロの姿を見せ

「知識・魔法の女神ミネルバ様の眷属の天使マルカルロ様です」

と紹介する。

「なんと、天使召喚も?また天使の力も活かして帝国戦を?」

「はい、敵の殲滅だけでなく怪我の回復にもマルカルロ様のお力を頂きました」

「なるほど。主神デメテル様の従神であるマース神やミネルバ神の眷属の天使たち。デメテル様のために引き続きお働き下さい」

マルカルロが怒りを感じているのを理解したサラであるが『何とか合わせて』と念話でなだめる。アッズーラの顔色も似た感じではないかと思われた。


「せっかくの機会である。先ほどの続きとして2天使同士で力比べを」

というカプラーノに対して

「いえ、マルカルロ様にはまったく歯が立ちません。もちろんシュリエル様の本来の力が劣っているわけではなく、私の≪召喚≫の力不足のためでございます。お許しください」

とアッズーラがこの場をおさめて終わる。


その後は、第1騎士団による揃った軍隊行動の実演などがあった後に解散となった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ