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残念な魔女見習い ~火傷痕コンプレックスからの魔法成り上がり~  作者: かず@神戸トア
女伯爵サラ

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帝国事情

その他の王国魔術師団の施設を連れてまわって貰う合間に、世間話のような感じで団長レデリクスは帝国の状況をサラに教えてくれる。

サラが帝都を去って何ヶ月も経つので、漠然とどうなったのか疑問ではあった。


「皇弟による帝都の包囲網は解除されたらしい。ただ、皇弟派と悪魔教団による内紛は継続しているようで、帝国内はまだ荒れているとのこと。そこに付け込んだ他大陸からの侵略の噂もあるらしい。そうなると他大陸との貿易にも影響がでるかもしれなく、王国も黙っていられなくなるかも。またドラセム殿の出番があるかもしれないな」

とのこと。

サラはせっかく色々と落ち着いて来て、自分たちのことが出来るようになり、新たな魔法習得も、と思い出したところなのに、と思ってしまう。


「魔法戦闘力も高い帝国に対抗するためにも、宮廷魔術師の底上げをしたいのだが、どうしたらよいだろうか?」

とレデリクスはサラに相談する。

「一つ案があります」

「ほう、どうしたら良いのだろうか?」

「予算が限られた中で、魔術師団の本部に籠っていると出来ることが限られます。冒険者登録してダンジョンに行き、魔法発動の練習をしつつ、魔物の素材を売却するなり触媒に変えるなりすると良いと思います。事実、私の友人の貴族もそれで能力向上をされていました」

「うーむ。宮廷魔術師は貴族の子弟が多いから意識改革がなかなか難しそうであるが、やるだけの価値はあるだろう。まずは私たち上層部から率先してやってみよう。幸い、冒険者を引退した者たちも居るので、上層階の案内ぐらいはして貰えるだろうからな」


これで少しでも王国魔術師団の底上げがされて、自分の自由な時間が確保できるならば、と期待するサラであった。


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