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残念な魔女見習い ~火傷痕コンプレックスからの魔法成り上がり~  作者: かず@神戸トア
女子爵サラ

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代官地砦護衛

ハリーたち一部のメンバで、監禁されていた親子3人と捕まえた盗賊8人を、商人と盗賊の馬車に乗せて王都に連れて行き、衛兵に引き渡す。

カーヤは鍛冶を行い、家政婦たちは盗賊たちが雑に使っていた屋敷の掃除も行う。薬草採取が未経験のメンバには、必要以上に傷つけない採取方法などの指導も行いつつ、薬草の群生地に魔力を込めた水を注ぐことで次の採取の期待をする。


王都に行っていたメンバが戻って来ると、当初予定の魔物肉による屋外焼肉大会を実施する。

「無人の建物群があると、今回みたいに悪人に使われてしまうのだな」

「ここって、王都の衛兵の警備対象外だしね」

「護衛を雇う?」

「雇用する護衛だとお金もかかるし、都度護衛者が変わると、こちらのバラバラと来るメンバと互いに味方か識別が難しいかな。いつの間にか護衛が盗賊に入れ替わっている危険もあるし」

「従士の皆が交代で警備する?」

「ダンジョン攻略などの訓練が非効率になるのが問題かな」

「ここの警備専用に犯罪奴隷を入手するのはどうかな。王都の従士メンバとは別と割り切って。だから性根の良し悪しも気にせずに、悪いことしないようにと命令しておくとか」

「たまには魔物も来るから最低限の戦闘力が必要だけど、そんな都合良く?」

「さっきの盗賊たち8人は?」

「うーん、悪い案ではないかな・・・」


食事や用事を済ませて王都に戻った際に、衛兵のところに寄り、盗賊8人の買い取りについて相談すると、問題なく可能と言われる。そのまま奴隷商のところで、サラを主人にした犯罪奴隷の手続きを行い、いつも行う奴隷契約でのサラの仲間たちへの危害不可の話だけでなく、一般人への危害も不可という命令を行う。

生活に困窮していたので盗賊をしただけで、命を奪ったりしてきていない、生活の面倒を見て貰えるならばと、リーダーであった男性、アルバジルは約束する。


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