表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
残念な魔女見習い ~火傷痕コンプレックスからの魔法成り上がり~  作者: かず@神戸トア
女子爵サラ

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

529/1027

孤児院開始3

翌朝、新しい家でデュドニとガエルと一緒に朝食を食べた孤児の3人。

その後にやって来たサラとローデットからの話を聞く。

「このドラセム家、魔法関係の秘密が多いと思われているの。大した秘密では無いと思うのだけど、仲間のために約束をして欲しいの。私たちの仲間、親しい人たちが害を被ることが無いように、また私の特殊な魔法などを外に漏らさない様にして欲しいの」

「それを、もちろん≪奴隷契約≫なんかではなく≪簡易契約≫して貰えるかな」

と2人から言われて、驚くが伯爵だしそういうこともあるのかとうなずく。

それから、サラと3人はそれぞれ≪簡易契約≫を行う。


また、ついでにね、と言われて、サラから回復魔法の応用で、魔力操作のイメージを教えて貰う。体の中に経験のない流れがあることを理解する。

「これが出来るようになると、武技や魔法の習得が簡単だからね。練習にこれをしたら良いわよ」

と、無色透明の空の魔石に魔力を込めて赤紫色にしていく実演を見せて貰い、空の魔石をそれぞれ1つずつ貰う。


2人が戻って行った後、デュドニとガエルに色々と話を聞く。

「私たち夫婦2人も含めて、この敷地のほとんどはサラ様と奴隷契約をしているの。隣人のカーラ様以外では、冒険仲間だったハリー様とリリー様とカーヤ様以外はそう。だからこそ、奴隷契約でない3人はその信頼を裏切らないようにね」

と言われて覚悟をする。


まだ職業訓練の年でない3人は、その事前の家事手伝いのような感覚で、皆から色々と教わる。基本的にはガエルと一緒に、各建屋の掃除など家政婦の手伝いをするのだが、何をするにも体力が必要であると、敷地のなかを走ることや、木剣を振り回す練習を教わる。年上の皆がしている従業員棟の陰にある木の人形相手に木剣で切りつける練習は、もう少し大きくなってからと言われる。

また、クリストンを中心にリリーやカーヤから識字や計算の指導を受け、ローデットからは最低限のマナーを教わる。

アンブリーにも、何か街で見かけた馬より立派な馬ばかりの世話も教わる。


大事なこととして、元の孤児院にはいつでも行っても良いけど、誰か大人と一緒にね、と念押しをされる。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ