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残念な魔女見習い ~火傷痕コンプレックスからの魔法成り上がり~  作者: かず@神戸トア
女子爵サラ

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ワイバーン孵化

ヴァーヴ伯爵に仕官と結婚の話を振られかたまるサラであったが、

「まぁ仕方あるまい。それも貴族の宿命。わしからはこれ以上は言わぬが、この後の王都では心づもりをしておくのだな」

と話を終えられる。


その後はいつものように、ハリーの実家に行き、バトルホースたちを馬屋に泊めエミリーを含めての夕食会になる。

もうすぐ誕生日になるハリーに対して、両親からは

「成人して1年。サラさんの活躍の話を聞くと、そこで従士長として頑張っているのであろうと想像すると、無理するなよ、としか言えない」

と数年前の、どうするのだ?とはかなり違った言葉をかけられる。ハリーは少し涙ぐむ。

エミリーはハリーが抱えているワイバーンの卵が気になって仕方ないようで、わけをきくと、もうすぐ孵化しそうだとのこと。

「産まれてすぐに火は吐かないよな?」

と慌てるハリーと、それを見て笑う仲間たち。


幸せな時間が過ぎて、サラはエミリーの店舗兼住宅に帰る。エミリーにも対面で色々とあったことを報告するのと、ゴーレムが役立ったこと、また≪収納≫指輪が大活躍等を感謝する。エミリーは師匠として、サラに色々なところで追い抜かれたところも出てきているので自尊心を満足させつつ、悪魔教団との話もあり、無事に心が廃れることなく帰って来たことを嬉しく思う親代わりでもあった。

エミリーはサラと次にいつ会えるか分からないのと、サラが≪拡張≫もかなり習熟したようであるので、≪収納≫魔法の指導もこの機会に、と行う。


翌日は皆で連れ立って、水精霊シルビーの祠に行き清掃を行う。シルビーは伝言や戦闘においていくつも同時に出現して大活躍してくれたことに対して、本家の祠にお礼をする。その祠からの帰り道で、ワイバーンの卵にひびが入り、慌ててハリーだけしか見えないように皆が顔を隠す。

無事に孵化し、刷り込みをハリーにすることができた後は、ワンと名付けられる。大きいワイバーンしかイメージに無い皆に、小さくて可愛いワンはかわいがられて色々な肉を与えられて孵化直ぐなのに遠慮なく食べるのであった。


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