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残念な魔女見習い ~火傷痕コンプレックスからの魔法成り上がり~  作者: かず@神戸トア
魔女見習いサラ

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魔法指導


ハリーが魔の森で特訓しているとき、リリーとサラは別の特訓をしていた。


リリーは文字の読み書きの学習を深める。元々は自分の名前ともう少しだけであったが、最近はサラに教えてもらうことで冒険者ギルドの依頼書や近隣の魔物の情報記録などを十分に理解できるようになった。最終的には商売で用いる契約書を読み書きできるように考えている。


次は冒険に役立つ魔法を覚えたいと思って、サラに教えてもらうように頼み込んだ。サラも友達の頼みであるし、魔法の理解を深めるきっかけにもなると、付き合ってみた。何事においても人に教える際には自身の理解が不十分なところが明確になるためである。

師匠エミリーに相談しても同様のことを言って賛同され、サラが練習に使っていた発動体の杖をリリーに貸してくれることになった。


武技の習熟の際に、自分の中の魔力を操作して押し出すことをリリーもサラも学んでいた。サラは武技と≪水生成≫との違いを考えた。≪水生成≫では

・必要となる魔力量、例えば10だけを体内から集める

・放出した魔力を水属性に変換する

・液体としての水を生成する

の3工程であり、リリーも第1工程は既にできていると想定した。第3工程の水を生成するところも、サラの≪水生成≫を何度も見ていることからイメージは十分であると判断した。

そのため、第2工程の水属性に変換することを指導するも上手くいかない。そこで、貯めていた水属性の触媒を使ってみることにした。触媒は属性変換のロスを効率化することが得意であるからである。

すると狙い通り、少量ではあるがリリーは水の生成ができるようになった。

3回ほど触媒を使って感じをつかんだ後は、触媒が無くても水生成ができた。


サラはリリーに≪水生成≫の魔術語「aqua(アクア)-generate(ジェネラテ)」も教えて、繰り返し練習することで水量を増やすように指導した。



サラは、もしかすると魔法を使えるのが1,000人に1人なのは、知識が展開されていないからだけでは?と考えるようになった。


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