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使用人追加

王都に帰着後すぐに伯爵家への新年挨拶でドタバタしたのも終わり、先送りしていた諸々を片付ける。


まず一番大きかったのが、不在の約2ヶ月でローデットが奴隷を3人追加していたことである。確かに性根と地頭が良い入荷があれば、と指示はしていた。


ローデットから説明を聞くと、最初の2人デュドニとガエルは夫婦であるという。

それぞれ35歳と32歳の2人は、王都で料理店の雇われ店長をしていたが、15歳の一人娘をならず者に暴行されて亡くした。そのならず者へ自分たちが復讐で殺して騒ぎを起こしたことで犯罪奴隷に。生きがいを失っていたが、娘と同世代がたくさんの家である旨を説明し、料理人と家政婦として購入。


もう1人は10歳ほどであるが、体格は成人にも見える男の子アンブリーである。

もっと幼い頃に盗賊に拾われたのか買われたのか、盗賊の拠点で馬の手入れなど雑用をしていたのだが、盗賊が摘発されたときに共に捕まり犯罪奴隷になったが、本人は盗賊行為をしてはいないとのこと。

今回のようにハリーが不在になるときもあるのと、そろそろハリーは御者ではなく従士長らしく騎乗になるべきと、ローデットは言う。そのために彼に馬の手入れや御者をさせればよいと。


ちなみに、ハリーには騎兵のような見栄えの良い、ドラセム家の紋章を左胸につけた金属鎧を着用すべきとのこと。成長期で体格も良くなってきたのだし、魔法袋もあるので今の革鎧と両方を揃えて使い分けるようにと。カーヤは主に武器の鍛冶屋のため、金属鎧は鎧専門の鍛冶屋に発注することになった。

ハリーは馬の色に合わせて黒色の金属鎧とし、左胸の紋章はサラの髪の色でもある銀色にした。


この追加の3人はサラが居ないときに購入だったので、仮にローデットを主人にして、いつもの仲間たちに害になることをしない等の命令だけしていたとのこと。

サラはその3人とローデットと一緒に、奴隷契約の主の変更のために奴隷商に向かうことになった。


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