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残念な魔女見習い ~火傷痕コンプレックスからの魔法成り上がり~  作者: かず@神戸トア
女隊長サラ

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家臣採用

ヴァーヴ伯爵家の執事から、ドラセム家の家臣の拡充についてアドバイスを貰った後、実はというオチがついていた。

「私の娘ですので貴族ではありませんが、私が手塩にかけて育てたのもあり、貴族社会の対応なども十分に勉強しております。女性で無ければ私の後を継がせたいぐらいなのですが、この世の中では。女性子爵であるドラセム様のところで、本格的な家臣団を揃えて行くまでのつなぎで結構です。家宰の真似事のようなことをさせてやって貰えないでしょうか」


確かに毎回なんでも執事に教えて貰うのも、独立した貴族としておかしなことであり、かといって大人の男性を、女性の多い仲間のところに採用するのも、まだ心の準備ができていない。仕官を希望してくるのは男性ばかりであり、身元も安心できる女性は願ってもないことである。と考え

「ありがたいお話です。ぜひよろしくお願いします」

「ではご紹介させて頂きます」

と連れてきた女性が挨拶をする。

「ローデットと申します。15歳です。どうぞよろしくお願いいたします」

思ったより年齢も若く同世代であるため仲良くできると期待できる。


ここで思わぬ申し出が父娘から出る。

「ドラセム様の犯罪奴隷たちが奴隷扱いされていないことを認識の上でのお願いです。ドラセム様は魔法関係で秘密があると周りから見られており、ローデットが狙われる可能性もあります。ローデットの安全のため、彼女も奴隷契約をしてやって貰えないでしょうか」

「意図は理解できますし、安全のためならばとも思いますが、罪を犯してもないので犯罪奴隷ではなく借金奴隷の扱いで良いのでしょうか」

「いえ、それでは逆に命を危険にさらせば情報を漏らしても良いと判断されてますます危険ですので、犯罪奴隷でお願いします」

「理屈は理解できるのですが・・・」

「「何卒よろしくお願い申し上げます」」

と2人に頼まれて断れないサラであった。


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