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停戦交渉開始

翌日、帝城の大きな会議室にて交渉が開始される。まずは互いの自己紹介である。

「レーベルク帝国ヘルゲ・ヘルネ伯爵と申します。この交渉の責任者です」

「同じく副官のインホルト・フィノイ子爵と申します。よろしくお願いいたします」

「コルマノン王国テオドナ・モンブリー伯爵と申します。王国側の責任者になります」

「同じく副官のクリミーユ・タンプ子爵と申します。よろしくお願いいたします」

「そちらの方も紹介いただけないのでしょうか?」

「失礼いたしました。こちらの同席者は、サラ・ドラセム子爵と申す者です」

「ほう、この度、帝国側に卑怯なやり方で多大な損害を与えた魔女はこの方でしたか?」

「卑怯とは聞き捨てなりませぬな」

「おや、違うと?卑怯なやり方でも無ければ、我々帝国軍が後れを取るとは思えませんが」

「それは事実が証明していることかと」

「まぁまぁ、その事実解明もこの交渉の中で進めていければよいかと」


「ではまず司令官たちを含めた幹部の皆さんの引き渡しについてお話ししましょうか。現場の事実をご存知の証人たちでもありますので」

ということで、まずは捕虜の扱いについての議論が開始された。


数の多い幹部についてからであるが、捕虜期間の生活経費などを含めて、職位などによる基準を決めて一般兵士よりは多い額面で折り合いがつく。これで宿舎からも多くの捕虜が減り、ロワイヤンの街からから来た護衛達も気が楽になる。


続いて司令官と副官の扱いについて、になる。

以降でも議論に参加することになるのもあり、2人が会議室に案内される。

「司令官であったライムント・フォン・ベンタイン伯爵です」

「副官であったルードルフ・トリアン子爵です」

「お2人の身代金について、ご本人も含めて相談させてください」

「家からしっかり払わせるので、値切るつもりはありません」

「同じくです」

本人も呼んだことにより、貴族としてのプライドもあって、高めの額で決着することになった。


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