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残念な魔女見習い ~火傷痕コンプレックスからの魔法成り上がり~  作者: かず@神戸トア
魔女見習いサラ

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毛皮職人

3人はそれぞれの家で戦果の整理を始める。


ハリーとリリーは、いつものように肉を実家の宿の料理に提供する。魔物の肉は通常の動物の肉よりも美味しいのである。魔力が起因なのかは判明していない。両親や実家を継ぐ予定の兄からは、経費削減と美味しいものを食べられる意味とで喜ばれている。



毛皮はリリーが自室に持ち込む。部屋にはなめし加工中の毛皮がたくさんつられている。

リリーは服飾などに興味があり、得た毛皮を利用した服や防具の作成の訓練をしているのである。


解体しただけの毛皮には内側に脂肪やタンパク質などが付着していて、そのままでは腐るので丁寧にそぎ落とす。この際に穴をあけずにうまく削る必要がある。

その後、一度きれいに洗浄してから、塩漬けにする。そしてまた綺麗に塩などを洗い流す。水分をとり広げてしっかり乾かす。揉んで柔らかくする。足りなければ、湿らせて揉んで乾燥させる、を繰り返す。

これらにより、皮から革になる。後は、つなぎ合わせて必要な形に加工する。


ハリーがそぎ落としを手伝おうとしたときに穴を何度もあけてしまい、以後はそれ以外の工程のみ手伝っている。


まだまだ初級未満な出来ではあるが、練習材料が最近は増えたため、毛皮職人としての技量も急速に成長している。



サラは持ち帰った魔導書と魔法陣のメモを師匠に見せて経緯を説明したが、エミリーは向上心に喜ぶと共に、誤った道に進ませないためのことを思い、サラの亡母ローラの因縁かなと苦笑いするのであった。


また、エミリーに付いて貰いながら、まだ処理をしていなかった素材を、水蛇の牙2つを水属性、蝙蝠の飛膜8つを風属性、ヒカリゴケを光属性、はぐれ狼の牙2つを土属性の触媒にまとめて加工した。


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