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残念な魔女見習い ~火傷痕コンプレックスからの魔法成り上がり~  作者: かず@神戸トア
女隊長サラ

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戦後処理

サラたちがロワイヤンの街に戻ると、街は既に活気を取り戻していた。戦争中は城門を閉じられており、住民はほぼ自宅に籠っていたのが、今は店も開かれ、街中に人があふれるようになっていた。


サラたちは売却の報告と、残った物資の保管場所を確認しに代官に面会を求める。

「ドラセム殿、この度の捕虜などの売却についても、ドラセム殿たちの魔法の袋が無ければ運搬人員と、護衛の戦力がもっとかかっていたはずである。本当に助かりました」

とお礼を言われる。

売却代金や明細はその場で提出し、残った物資である兵糧や武具などは指示された広場で魔法の袋から取り出しておいて置く。


夜は代官に食事会に誘われる。サラたち6人と代官とその息子、街の幹部の限られた人数であった。

「ドラセム殿、この戦争の事後処理はもうこの街の手を離れたので、この街でお願いすることは以上となります。最初の兵糧の搬入、この息子の治療に始まり、様々なご活躍、ドラセム隊長の独立部隊が無ければこの戦争も負け戦であったとヴァーヴ伯爵には報告しております。誠にありがとうございました」

と全員が起立してお礼を深々とされる。

「軍の規律なども分からない私たちを自由に行動させて頂いた代官のお陰です。こちらこそありがとうございました」

「ドラセム殿たちはこれからどうされるのでしょうか。もしよろしければ、この街に残って頂き、この愚息を貰ってやって頂けないでしょうか」

「いえ、学生の途中であり、王都に戻るつもりです。仲間もおりますので。また結婚については寄親のヴァーヴ伯爵にてご調整頂くことになっておりますので、申し訳ありません」

と驚く申し出には断りを入れておく。


そうしてロワイヤンの街の最後の夜を過ごした後は、伯爵領都サイユへの帰路につく。



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