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残念な魔女見習い ~火傷痕コンプレックスからの魔法成り上がり~  作者: かず@神戸トア
女隊長サラ

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外交団

落ち込んだ表情の代官を連れて、急ぎ街に戻るサラたち。その途中で、交渉にはサラだけにはついて来てほしいと頼む代官。

街に着いた代官は立場がなせる業か、ピリッとした顔で武官と文官それぞれから人選して外交交渉の準備を始める。


サラは仲間たちに経緯等を伝えるが、リリーが付いて行くにしても顔が知られるのは何かと不便ではないかと、仮面を街で探して来てくれる。今は消えているが、ひどい火傷痕があるので仮面をつけているという言い訳と合わせて。


代官は用意ができたと、連れて行く武官と文官それぞれ2人ずつと城門前で騎乗する。サラの騎馬であるバトルホースのハンは城門の中に居ないので、サラのための馬も用意されている。サラがフードを被った上で仮面をしている意図も理解して何も言わない。

ハリーは何かあったときのために、ロック鳥ガンに上空で付いて行くように指示する。遠目からもどこにサラたちが居るか分かりやすくなった。


城門を開けて、外交団として白い旗を持って6騎が帝国軍の陣地に向かう。さすがに白旗を持った外交団に対して攻撃をする者は居なく、意図を確認されると、帝国軍でも東部の本陣の方に案内される。


会議卓のある天幕に入ると、

「私が司令官のライムント・ファン・ベンタイン伯爵である」

といかにも軍人タイプの体格の良い髭面の男が発言する。

「ロワイヤンの街の代官であるヴァレミ・グーモンスです」

と代官も名乗る。

「外交との話であるが、降伏宣言と思えばよいのかな?」

「もちろんそうではありません。我々はまだまだ戦える戦力も準備もあります。帝国の皆様の方が水にもお困りのようにお見受けしましたが」

「何を言うか!今すぐにでも我々に蹴散らされたいのか?」

「まぁまぁ司令官。我々はこちらの領民が圧政に苦しむと伺ったので解放のために来ただけであり、それを止めるというのであれば引き上げるのもやぶさかでありません」

と文官らしく細身の者が話し出す。



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