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残念な魔女見習い ~火傷痕コンプレックスからの魔法成り上がり~  作者: かず@神戸トア
女学生サラ

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カーヤ成人

下期が始まった直ぐにカーヤの誕生日になる。

誕生日を皆の装備を更新するきっかけになるには仲間が増えすぎて、最近は、誕生日は皆で少し良い食事をするだけになってしまっている。少し寂しくも思う一方、皆の装備が現状では十分なレベルのものになっているのだとも思う。


ただ、このカーヤの誕生日は15歳の成人の日である。

サプライズもあり、カーヤの両親が王都に来ていた。修業に出ていたカーヤの兄に、ワチエの街の店舗は任せて、娘の成人のお祝いに駆け付けてくれていたのである。


サラたちもワチエダンジョンの攻略の際には、この両親にお世話になっていたので、2年近くになる久しぶりの再会は嬉しかったが、親子の対面の邪魔をするほどではない。

サラやハリー・リリー兄妹はその間に親や師匠にあっていたが、カーヤはもう少しで2年になるほど長く会っていなかった。


だが、さすがドワーフなのか職人だからなのか、その約2年間で鍛冶職人としての腕がどこまで上がったのかを、見せるように父は娘に要求する。

それ以外の要件についてはたまの手紙で分かっているのもあるであろうが、その目で見たいのは子の外見の成長、これもドワーフだからかあまり変わっていない。そして職人の腕なのであろう。


カーヤは父の求めに応じて、上級手前になった鍛冶の腕を披露すると、父は驚く。設備と素材が良いのもあるが高級品を確実に生成しているのである。

父として、実家は兄に継がせるつもりであり、いつかは独立させるか店持ちドワーフと結婚するかと思って、修業の意味も含めて送り出したのだが、2年足らずにここまで腕が上がっていると思っていなかった。

さらに手紙で知っていたが、自身の作成した商品を販売する店舗があり、さらには他店舗にも納品しているのである。


2年ぶりにあった師匠でもある父としては、上級にあと少しの弟子でもある娘に、足りていないところを指導するのであった。両親が屋敷の客室にしばらく泊まっている間に、カーヤは無事に上級に達することができた。


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