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残念な魔女見習い ~火傷痕コンプレックスからの魔法成り上がり~  作者: かず@神戸トア
女学生サラ

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陞爵(しょうしゃく)2

サラとハリーは学校に学校長の馬車で戻った後は、学校まで来ていたミーナに手配して貰った馬車で、寄親であるヴァーヴ伯爵家の屋敷に向かう。

訪問予約をしていたわけでないが、執事は対応をしてくれた。


準男爵に陞爵(しょうしゃく)した旨を伯爵に報告したい旨を伝えると、お祝いの言葉と共に、伯爵は領都に戻られているとの返事であった。

書状でご連絡を、と用紙や蝋などの用意をしてくれる。また文面の例もいくつか教えてくれて至れり尽くせりで、相変わらずよくできた執事である。

書状を書き終わり自分の紋章で封蝋して、執事に預ける。


その後は家に帰り、学校から帰っていたリリーも含めて皆に状況を伝える。

皆も、

「やっぱりね。習得が速すぎるのよね、私たち。特異な習得方法だったのね」

「サラ、ますます偉くなったのね」

「この前に騎士爵になったばかりなのに準男爵って。そっちの常識もおかしくなりそう」

「サラ様、おめでとうございます」

ミーナに馬車を戻して来て貰うと共に、水精霊シルビーを召喚して師匠への伝言を頼み、父兄たちへの手紙を書く。


隣家のカーラにも夕食の際に報告すると、ドレスや上品な宝飾品の追加と、そろそろ自前の馬車の用意を考えるようにアドバイスを貰うことになった。



翌日の学校で、フェルール、ディアリス、アリアンヌの3人に、先日の魔法習得方法が内緒になったことを話すと、既にガリレード先生から厳しく言われているとのことであった。フェルールは、セドリックを含めた以前のワチエダンジョンでのパーティーメンバにも伝えてあるとの返事であった。また、学校だから小声でと、

「後、陞爵(しょうしゃく)おめでとうございます」

と祝いの言葉を貰った。

本当に上級貴族たちはどういう情報網を持っているのであろうか、と改めてサラは思うのであった。


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