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付与魔法基礎

休憩時間では、先週末にも会って仲が深まったフェルール、ディアリス、アリアンヌと余計に話すようになり、侯爵令嬢クレマリアの取り巻きのサンドロテに絡まれる時間も無かった。


「引き続き無属性魔法である付与魔法の基礎になる」

とガリレード先生が講義を始める。


付与魔法を習熟していくことで恒久的に魔法機能を固定することができる、つまり魔道具の作成ができることになるのであるが、その段階は少し先のものになる。

最初は、限られた時間だけ暫定的に付与を行うものを学ぶことにする。


例えば、暫定的に剣に炎をまとわせる≪炎付与≫である。

単なる火属性魔法を剣に固定するようにしただけであると、剣に対しても炎のダメージを与え続けるものになる。

これに対して付与魔法の場合には、剣という付与対象に対する理解も火属性に対する理解もした上で、剣を傷めることなく、剣で切りつけた相手にだけ炎ダメージを追加するという魔法にする必要がある。


当然恒久的な付与になる場合も、付与対象の剣などに対する理解が必要であり、魔道具を製作できるようになるためには幅広い知識や鑑定能力も必要になる。



等の説明の後、ガリレード先生が教壇で≪炎付与≫を実演する。

そして≪炎付与≫の魔導書を配布されるが、この魔法の実技練習は屋内では危険なため、今後は魔法訓練場で行うとのことであった。



この日はこれで授業が終わりとなった。

いつものように、貴族学校など次の学校がある者が大半のため、長話はせずに解散になって行く。


サラも図書館に行きたいところではあるが、他にもやりたいことができたため真っ直ぐに帰宅する。


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