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残念な魔女見習い ~火傷痕コンプレックスからの魔法成り上がり~  作者: かず@神戸トア
銀級冒険者サラ

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王城

呼ばれた時のために身なりをきちんとしておくようには言われたが、そもそも防具を含めて選択肢があるわけでもなく、サラの水魔法の≪洗浄≫だけしておいた。

街の探索をした次の日に、昼から登城するようにと連絡があった。

騎士爵ゴーチャンの案内で、その≪洗浄≫後の装いで登城しようとすると、ゴーチャンは眉をひそめたが首を振り「仕方ない」という独り言でそのまま連れていく。従魔は伯爵家の屋敷に残したままである。


ハリーたちは、王城には国の役所機能もたくさんあるので、そのどこか会議室みたいな部屋で官僚の誰かに質問をされて褒美を貰うのだと思い込んでいた。

ただゴーチャンはなかなか歩みを止めずどんどん進んでいく。王城では私語をできる雰囲気でもないため黙ってついて行く。


廊下に絨毯が敷かれているエリアになり、とうとう大きな扉の前にたどり着いた。

「これって、ボス部屋?」

「ハリー、何考えているか分かっているわよ」

という無言で目線のみのやり取りの後、中から声がかかって扉が開き、ゴーチャンに促されて前に進む。

ダンジョンの遺跡エリアであった謁見室と同じような作りで、遺跡と違い様々なものが色とりどりで華やかである。つい、ダンジョン攻略と同じようにハリー・カーヤ、サラ・リリーの体制で前に進む。

立ち止まり跪いたゴーチャンに合わせて、彼の近くで立ち止まり同じように跪く。



「我はコルマノン国王、リチャード・ザール・コルマノンである」

と正面の王座の方向から声がするが、頭を上げられないので顔が見られない。

「この度はAランク魔物のハイオークキングを討伐し、オークの氾濫スタンピードを抑えたのが若き4人の冒険者のみであったと聞く。またその時に入手した、貴重な魔法付与がされた非常に荘厳な王冠も献上するとのこと。天晴(あっぱれ)である」


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