表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
242/1027

王都ワーズ

数週間の暇な馬車旅の後に、もうすぐ王都ワーズにつくと言われ外を見ると、王都の南部には広大な農耕地帯となっていた。自分たちが東方面から近づいているので、右手の北の方に魔の森が続いていて、その向こう側に丘が見えるのがダンジョンなのであろう。


城門では、さすがに伯爵家の馬車であり、軽い検査のみで通ることができたが、従魔のロック鳥への注意として、上空を飛ぶのは禁止のため、もし飛んだ時には有無を言わさずに撃墜されるとのことであった。ハリーは慌てて、ガンに馬車の屋根につかまっておくように指示する。


城内に入っても馬車はそのまま一般街、富裕街、貴族街と進み、伯爵家の邸宅に進む。4人は見たこともない豪勢な屋敷に戸惑うが、指示に従い応接室に座る。

恐らくハイオークキングの魔石と王冠と思われるきちんと包装された物も卓上に並べられている。

執事のような男性に、連れてきた騎士爵ゴーチャン・ルメジョンが手紙を2通渡すと片方を開封して中身を読みだした。

「かしこまりました。こちらの書状と品々は伯爵様のお名前で提出してまいります。お声がかかるまで来客棟でお泊まり下さい」

と、屋敷の中でも別棟の建物を案内される。3階建てで一番上がゴーチャンと従者、2階にサラたち4人がそれぞれ個室で案内される。1階に食堂などがある。さすがに伯爵家の来客棟であり、馬車止めや馬小屋の端には従魔の居場所もあり、ロック鳥ガンはそこが居場所になる。


誰からかは不明だがお呼びがかかるまでは泊って待機、と言われても暇を持て余して困るので、都の見学をしたいとお願いすると、この邸宅で働いている従士見習いに案内させると言われる。ここでも案内・護衛・見張りなのであろうが、知らない街なので素直にありがたくお願いすることにする。

従魔ガンも含めて4人は従士見習いに、冒険者ギルド、魔道具屋、武具屋、鍛冶屋などを案内して貰う。ギルド以外は当然に何軒もあるはずであるが、大通り等にある有名どころだけの案内になる。

サラの師匠エミリーの紹介のカーラの店舗については、迷惑になるかもしれないので、別の機会にすることにした。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ