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残念な魔女見習い ~火傷痕コンプレックスからの魔法成り上がり~  作者: かず@神戸トア
魔女見習いサラ

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初パーティー


少しずつ力がついてきたハリー・リリー兄妹とサラは、3人で魔物討伐に挑戦することにした。


サラは師匠エミリーにその旨を相談し、その日の薬草採取を免除して貰うと共に、何かあった時のための魔法回復薬をいくつか貰った。


いきなり遠出の危険を回避するため、日ごろの湖畔より少し奥まで足を運ぶことにする。先輩冒険者からの情報で、熊や狼などの大型ではなく小型の角兎(ホーンラビット)などの生息地である草原を目指す。

いくつか岩場はあるものの、基本的には背の低い草だけの見晴らしの良い草原であった。サラの気配察知範囲より遠くまで見通せるほどである。


まずリリーが遠くに1羽でいる兎を弓で狙い、近づいてきたらサラの水魔法とハリーの片手剣でしとめる作戦にした。

上手く行ったときには、最初の矢が当たり途中での追加の矢とサラの魔法でしとめてハリーの剣が不要なときもあったが、最初の矢だけでなく途中での矢も魔法も外れハリーの剣とリリーとサラの短剣で何とかしとめるというときもあった。


ただ、幸いなことに1羽ずつという作戦は最後まで成功し、大怪我をすることなく10羽しとめることが出来た。途中途中で血抜きや解体もしていたが、これ以上はかさばり持ち帰りが難しくなるほど大量になった。

いったん安全ないつもの湖畔まで戻り、成果の分配をすることにした。まず肉と毛皮はすべて兄妹に、魔石と討伐証明や触媒になる角は3等分しつつ余った1つはサラに分けた。


帰りに冒険者ギルドに寄り、合計9つの角を3人それぞれ討伐証明として納品して30銅貨ずつ入手した。

現金としてはあまり実入りのない一日であったが、実戦訓練は通常訓練と違いかなり習熟できた手応えが3人にはあり、大怪我もなく初パーティーは無事に終えられたのであった。


連携して戦闘する際には意思疎通が重要であり、いつも以上にサラが発言する機会が強制的にあったことも追記しておく。



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