表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
203/1027

改変前日

ダンジョン改変の前日、無理にダンジョンには行かずに自由行動に充てたが、結局それぞれ訓練などをしていた。皆、貴族パーティーへ武技などを指導していたことで、自身の復習にもなり習熟度が上がっていたので、その上を目指す意欲が出ていたのである。いまだにサラたちとの差に焦りを感じているハリーは特に、である。


そのハリーは、上級武技を習得しに冒険者ギルドに行く。片手剣の≪飛斬≫である。これは込めた魔力を飛ばすものであり、今までの武技に比べて難易度が急にあがる。実戦で訓練できるように触りだけはギルドで習熟しておく。


リリーは、弓に関しては風魔法の≪必中≫を覚えたので、次は槍の上級武技≪飛斬≫に挑戦する。兄ハリーと同様に、実戦で訓練すればよいところまで習得しておく。


カーヤは両手斧≪剛撃≫≪受流≫を覚えたところであり、体術の≪回避≫の習得を目指す。


サラは水精霊シルビーに教わり、上級≪氷槍≫「glacies(グラキエス)-hasta(ハスタ)」の練習を開始する。エミリーが複数を同時発動していたイメージも、先日にシルビーが発動していたイメージもあるため、事象を無から想像する必要はなく、取っ掛かりはできている。



翌朝も日が昇る前からダンジョン入口に並ぶために早めに就寝することにしたので、人が集まり屋台がたくさん出ているが、簡単な買い食いぐらいにしていた。また今回も神殿には夜のうちに行き、今までの無事のお礼と明日からの無事のお祈りをしておく。

本当はたくさんの金貨も手に入ったため、買い漁りたい思いもあったが、屋台では生活雑貨が多くそれほど魅力的な物が無かったのもある。

未鑑定という魔道具も並んでいてサラは気にはなったが、壊れているかはたまた呪われているかも確認できないため、掘り出し物の獲得に挑戦することは諦めた。魔剣ストラデルに念話で聞いても

『呪詛の全てを知るわけではないし、その分野に長けているわけでもない。中級の≪解呪≫を習熟すれば、どのような結果になっても安全になるぞ』

という残念な回答であった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ