表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
200/1027

両手剣

白猿の素材は、リリーが自身で使いたいと思える損傷の少ないものをいくつか選んだ以外は出口直ぐの買い取り場所で売却する。

その実績を含めて、銅級への昇格確認を冒険者ギルドにて行う。

「フェルール様、ジルベール様、ランベール様、カーヤ様の討伐実績は銅級昇格に十分と認めます。ただし、非公開の別基準を満たしていないため、今回の昇格は見送ります」

とのことであった。盗賊退治などの実績が無いということであるが、ジルベールが

「何だそれは!?」

というのをセドリックたちが抑える。

「冒険者として昇格していくには必須な物ですのでご了承ください」

と丁寧にギルド職員は言う。

また、22階の地図が販売開始されていることを確認し、階層最初の部屋から次の階層への階段までのシンプルな物ではあるが購入しておく。



その後は、最後の宝箱から回収した両手剣は魔道具、魔剣のようであり、魔道具屋で鑑定を受ける。魔剣ということでジルベールも含めて全員がついて来た。

氷の魔剣であり、魔力を注入することで敵を切りつけたときに氷のダメージも与えるという物であった。

早速サラが魔法陣をメモしている。その横で、真剣な顔をしたジルベールが

「頼む。その魔剣を譲って欲しい」

と言ってくる。ランベール曰く、特に騎士などの貴族の場合、魔剣を所持していることはステータスであり、色々と出遅れているジルベールが起死回生の手段にしたいとのこと。普段のジルベールならばその説明も「うるさい」とさえぎりそうなところ、そのままにしている。


使う可能性がありそうなハリーが頷いて了承となったので、魔道具屋に妥当価格を確認すると、剣は人気なので金貨10枚、しかも店頭買い取り価格であり販売はもっと、であるという。

セドリックが、ダンジョン改変の依頼完了時に合わせて支払うということで、両手剣は先にジルベールに渡すことになった。


まだ明るいうちであったので、ジルベールは両手剣の指導を受けに冒険者ギルドに駆け込む。ハリーは買い出しに、フェルールやサラは神殿にと思い思いに散らばる。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ