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水針

サラがある程度の≪水生成≫と移動ができるようになったのを見届けたエミリーは、攻撃魔法の習熟として次の段階を考える。


一般的な≪水刃≫は多くの量を固めて鋭くする必要があり、まだサラには難しいと判断。ただ、今のままの≪水球≫程度では通常の動物や魔物に対しての攻撃力はあまりない。そこで固める量が少なくても効果がある針、縫い針まで小さいわけでなく人差し指ほどの長さと太さのものを、急所に当てることを考える。


そこでまずサラに、今までの≪水生成≫と移動を≪水球≫に変化するよう練習させる。エミリーが見本として

≪水球≫

と唱えるだけで、人の頭ほどの大きさの水球ができ、狙った的まで飛んでいく様を見せる。サラもその見本をイメージして

≪水球≫

と唱えると、握りこぶし程の大きさの水球ができ、的への勢いはエミリーよりは弱いものの同様の魔法の発動が出来た。


つづいてエミリーが見本として

≪水針≫

と唱えることで、片腕ほどの長さで端が鋭い物ができ、狙った的まで飛んでいく。サラもその見本をイメージして

≪水針≫

と唱えると、人差し指ほどのふにゃふにゃな棒のようなものができ、狙った的まで飛んでいく。


≪水球≫や≪水針≫の魔術語である「aqua(アクア)-sphera(スペエラ)」「aqua(アクア)-acus(アコス)」も合わせて教える。


サラの次の課題は、正しい魔術語を覚えつつ、柔らかい棒ではなく硬い針にすること、狙った急所に対して当てられる精度を向上することになった。



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