表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
183/1027

貴族パーティー経緯

19階のできたところまでの地図を冒険者ギルドに販売してから、入手した薬瓶が特級傷回復薬と知って微妙にがっかりした4人。本来は喜ぶべきものであるが、サラが師匠エミリーからいくつか貰っていたものであるからである。


カーヤの実家で武具の手入れをお願いしてから宿に行き、湯あみとベッドでの就寝で疲れを取る。翌朝は神殿で参拝するが、例の貴族たちとは遭遇しないまま、消耗品などを購入してからカーヤの実家にて集合する。


カーヤの実家に来たのは、セドリックと名乗った年長金属鎧と、若い金属鎧の片方、余計な発言をしないためジルベールではない方と思われる。

店舗であるため来客用の個室があり、そこで貴族パーティー2人とサラたち4人は対面する。


「まず昨日の加勢のお礼を言わせて貰う」

というセドリックから話が始まる。

まず4人の名前からであり、家名は略させて貰うとの前提付きで、令嬢がフェルール、自身がセドリック、双子はジルベールとランベール。フェルールはとある伯爵の令嬢であり10歳、セドリックは伯爵騎士団の騎士爵で20歳、ジルベールとランベールは伯爵騎士団の騎士爵の子供、双子の13歳。

フェルールが魔術学校に入る前に能力をあげるために効率が良いダンジョンに挑戦することになり、そのために冒険者になったが、人見知りであり口数も少なく、護衛の3人ともほぼ話さない。護衛の3人も冒険者になり、セドリックは銅級、他3人は鉄級である。

前衛3人が抑えている間に、フェルールが火魔法≪火球≫を、戦闘終了後には神霊魔法の≪治癒≫を使用することで経験は積めたが、成長の限界を感じながら19階まで来ていた。サラたちみたいに一気に進むことはできず、何度か帰郷しながらの挑戦であった。

成長の限界の上に、今回のように大量の魔物になり、しかも魔力が重要な敵になるとフェルールの精神的な弱さが致命的な事態を招いてしまった。そこを偶々であるが助けて貰って感謝する、ということであった。


ここで、先日の礼として1人あたり金貨1枚の合計4枚の入った小さな布袋を出される。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ