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悪魔教団

外の怪しい気配を感じ、出口の手前で留まっていると声がしてくる。

「よく来たな、盗人たちよ。その償いは命を持って行え」

と真っ黒なローブの5人が現れる。


「どういうことだ?」

とレオンが問うと

「ここは、我々の教団の神聖な祭壇のある場所。以前にもこの神聖な遺跡に入った盗人が居たが、5年前にその償いをさせた」

という。

その意味、ローラ殺害の犯人宣言、を理解した皆は怒りに我を忘れる。


レオン、ダン、ジンが弓を持って飛び出すより早く、エミリーが瞬時に黒ローブ5人それぞれに≪氷槍≫で攻撃する。発言をしていたリーダーと思われる1人だけは辛くも回避し、怪我を負いながらよろけ歩く。

さらにエミリーがその1人の首から下を≪氷結≫で拘束する。


他のメンバはあっけにとられながら他4人の死亡を確認し、残る一人を取り囲む。


サラは魔剣ストラデルに先程の話を確認すると、

『先も話したように、最近に我を見つけたのはそなたの母。あやつらのことは知らない。きっと我が祭壇の主であったことも知らぬのであろう。後からあの遺跡を発見し、壁面の魔術語を読みかじった≪呪詛≫を用いたのであろう』

というので、わざと短剣を目に付くように見せても黒ローブからは反応が無い。

サラはエミリーたちにストラデルの話を共有する。


エミリーは黒ローブに5年前の実行犯を確認すると、この5人ではないとのことであった。また教団の名前も実行犯も絶対に漏らさないと叫ぶ黒ローブ。

「衛兵も近くに居るわけでないし事後報告にしよう。サラ、魔剣を貸して。魔剣でとどめをさせば、こいつらも本望であろう」

というエミリーに魔剣を渡すと、魔剣でとどめをさし、残り4人も含めて吸血していく。

『悪魔と実際には関係ない、こういう悪魔教団ってのが居るのだな。迷惑な』

という悪魔ストラデルのつぶやきは聞き流しておく。


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