表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
124/1027

辺境遺跡

翌朝、父レオンや兄たちダンとジンとも一緒に、7人でローラの墓参りをした後、遺跡に向けて出発する。

兄たちも両親が結婚するきっかけになった遺跡とは聞いていても実際に行ったことはなく、楽しみにしている。


途中で遭遇する魔物や獣は特に問題なく対処し、父兄たちの素早い解体の業を皆が感心して見ることになった。

ただ父兄には薬草の知識は最低限であり、エミリーとサラが様々なものを採取する。


約1日かけて夕方に到着した遺跡は山の斜面に入口のあるものであった。

父レオンは、魔物は生息していなかったというが、昔のことであり、念のため入り口前で野営することにした。途中でしとめた獣の料理をハリーが披露し、皆に感謝された。想像通り父兄は料理に関してあまり頓着していないままであった。



魔物や獣からの襲撃もなく無事に朝を迎え、遺跡の中に入り、ローラが短剣を発見したという祭壇を探してまわる。

サラは思念会話でストラデルに話しかけるが反応は無い。何か考え込んでいるのかもしれない。

魔物などには遭遇せず、祭壇と思われる場所にたどり着く。壁面に魔術語と魔法陣が、床には魔法陣が描かれている。


『ここだ』

とストラデルが話しかけてくる。

『我はここで、この短剣を依代に召喚された。その後、捧げものを貰い続けるはずが、いつの間にか人も来なくなり幾年月が流れ、そなたの母ローラに発見された』

『床面は我と同類を生み出す悪魔魔法の魔法陣、壁面は様々な悪魔魔法である。そなたの火傷痕の≪呪詛≫も≪解呪≫もここに記されている』

サラはエミリーたちにストラデルの話を伝え、壁面や床面を正確に転写する。



用も終わり遺跡を出ようとしたところで、外に複数の気配を感じる。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ