表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/1027

子供冒険者

小さな剣士と小さな弓士に近づかれて戸惑うサラ。


それを感じた女の子は

「ごめんね。私はリリー。こっちは兄のハリーよ」

と自己紹介を始める。

「そう、俺はハリー。見ての通り剣士を目指している」

と剣を抜いて見せる。

ますます引いてしまうサラ。

「またそんな怖がらせて。剣をしまって。私は見習い弓士ね。あなたの名前は?」

「サラ」

と、ボソッと答える。


「私たち、兄妹で木級冒険者だけど、訓練のために来たの。あなたは?」

と問われ、さきほど採取した薬草の葉を見せる。

「こんな葉っぱ、何だよ?」

「薬草採取だったのね」

「え、じゃあ俺の怪我、治せるのか?」

と小さく怪我している右腕を見せてくる。


サラは小さくうなずき、しゃがんで足元の岩場で1枚の葉を小石ですり潰し、湖の水を混ぜたものを別の葉にのせて、ハリーの怪我のところに当てる。その上で、足元の細長い草の茎を使って腕に結ぶ。

「おお、ありがとう!」

とハリーは喜ぶが、サラは魔法回復薬でもないので直ぐに治るわけでもないのにと内心思う。


回復魔法ではなく薬草を使用したので、

「やっぱり、さっきは魔法じゃなかったのね」

「えー、空中に水が見えた気がしたのだけどなー」

と言うので、サラは

「まだ見習い」

と言い、親指ほどの大きさの水を空中に浮かべて見せた。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
ハリーとリリーwww やっぱりハリーポッターからですか? ハリーは黒髪でリリーは赤毛、2人とも目がエメラルドだったら完璧ですね笑
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ