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残念な魔女見習い ~火傷痕コンプレックスからの魔法成り上がり~  作者: かず@神戸トア
女領主サラ

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マウロ島攻防2

マウロ島の石壁の周りにクラーケンやシーサーペントなどの魔物達が取り付いた途端に、弓兵の矢が乱発されるのと並行して、サラ達魔法使い、そして召喚された悪魔や精霊達が攻撃魔法を面的に展開する。

急所を狙う余裕は無いため、例えばクラーケンの足の一部だけが燃え落ちても残っている本体と残りの足で攻め寄せて来るように非効率ではあるが、あまりに膨大な魔物相手であり、少しでも敵の数を減らす、少しでも体力を奪うためである。

ドラゴンとワイバーンは島から少し離れた場所で炎のブレスを上空から撒き散らす。悪魔や精霊達も召喚者から離れた場所で同様に攻撃魔法を放っている。


ときどきは魔力回復ポーションを飲み一息をつくが、いつ終わるのかと思われる魔物達の攻撃に、特にアルメルス神国での魔物国との戦闘経験も無いアルテーラ海軍の将兵は心が折れそうになっていた。彼らは強力な遠隔攻撃手段もなく、半壊した船を繋げた防波堤を頼りに近接攻撃を続けていたので尚更である。


攻撃が始まったのは朝方であったはずで、今は太陽が真上に来ている。少しは魔物の勢いが減ったのだろうかと思いながら、

「この疲労の中でリヴァイアサンに来られると厳しいよな」

と、近寄って来たサラにハリーが泣き言を言ってしまう。サラはため息をつきながら

「ご期待の相手が来たみたいよ」

と返事を返す。

「え!?」


サラは海龍リヴァイアサンが現れた港の正面の空中に移動する。他にも≪飛翔≫ができる上級魔法使いの仲間達が、それぞれ大悪魔ファリクスをはじめとする悪魔達、各属性の精霊達、そしてドラゴンとワイバーンを従えて対面する。

どこか1国の王都ぐらいは簡単に焦土にできるほどの戦力が向き合っているのである。


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