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残念な魔女見習い ~火傷痕コンプレックスからの魔法成り上がり~  作者: かず@神戸トア
女領主サラ

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ガンドリオ沖調査

船の準備ができたところで新たな問題が発生する。ガンドリオの港に用意した船6隻を停船したかったのだが、海軍の許可が出なかったのである。

「海軍の船舶が使用する可能性があるための場所を冒険者風情に使わせるわけには行かない、というのが言い分です」

「まぁ確かに今は冒険者クランとして動いているからね。今後に普通の冒険者がわがままを言い出したときに変な前例となるのも嫌だろうし、理屈はわかるのだけど」

「タカマーノ騎士爵が仰っていた、海軍閥の嫌がらせへの対応をお願いしても良いのでしょうか」

「陸軍閥や文官達も汗をかいた、仕事をした実績が必要でしょうから、頼っておくのが良いでしょう。ただ、時間はかかるでしょうから、ガンドリオの港にこだわらず、海軍が停泊する可能性があるとは言えない漁村の端を使い出すと良いでしょう」

「ローデットの言うようにしましょう。その方が漁師に迷惑な魔物の退治に直結するしね」


ティアーヌからの相談には続きがあった。トリストフたちの調査情報も合わせてみても、魔物の被害には偏りがあるようで、半島でも東側の方が強い魔物の被害が報告されているとのこと。

「じゃあ東側を優先して魔物の捜索、退治をしましょうか」



「ティアーヌ様、船の上からときどき見える範囲の魔物だけ退治するのでは効率が悪いですね。それにせっかく倒した魔物が海に沈んでいって魔石や素材が回収できないのも勿体無いですね」

「ミリアーノ隊長、アルテーラ海軍はどうしているのですか?」

「海軍には経済的な観点はないのと、魔物退治を本業と思っていなかったので、襲ってきた魔物は返り討ちにし、海に沈めばそのままでした。今から考えると酷い話ですが」

「魔物を誘き寄せる餌が欲しいですね。陸上で狩りをして、その肉を持ってきましょうか」

「それも良いですが、漁師の護衛をするのも良いかと。魔物も寄って来るでしょうし、漁師の助けにもなり、美味しいものが食べられるようになります」


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