第一ステージ ゲーセン
「おぉ……ゲーセンだ~!」
今回の予定を組んでいてやはり最初にゲーセンを入れるほか無いという結論に至った。
ナユ先輩が喜んでくれたので結果オーライだった。
「………予定に入れてくれたんだ。」
「はい、というかあんなに行きたい雰囲気だしまくっといて今頃なに言ってるんですか。」
「………へっへっへ~、バレた?」
「バレたじゃないですよ隠す気なかったでしょう。」
「………まぁまぁ、行こうよ。」
「はいはい。」
ゲーセン内へと向かった。
……はい、ここまでは良かったんですよね、先輩も喜んでくれたし何も問題は無かったんですね……ここまでは。
そして、彼女についていったところ格ゲーのエリアまで来まして、少々驚きましたがまぁ、ゲーム好きだとは聴いていたのでこのジャンルが好きなんだなと思っただけでした。
………その軽率な判断があんな地獄を見せられるなんておもってもみなかった。
ゲーム機体の前に座りナユ先輩はゲームを始めます。
「ソウ……対戦しよ。」と言われたのでしょうが無く反対側のゲーム機体の前に座りました。
そして、30分後………
15戦中 15敗……これが僕の成績だった。
僕が下手であるという線も考慮して考えて見たが流石にこの結果はおかしいと思いました……そう思いましたが……
「……楽しいね、ソウ。」
この言葉とナユ先輩の微笑みによって全てどうでも良くなりました。
「そうですね!」
笑顔で返事を返した。
も~じ~す~う~が~へ~る~