4話(最終話)
俺はウンディーネと共に前線へ向かった。
俺が前線にたどり着くと、ドラゴン達はびっくりしたようだが、すぐに襲いかかってきた。
「オラッ死ね!」
「甘いわ、水の妖精たる私に挑もうなど百万年早いわよ!」
ウンディーネがダッシュでドラゴンに殴りかかる!
「さあ覚悟しなさい! ゴッ〇ブロー! 相手は死ぬ!」
ウンディーネのパンチは金色のドラゴンには効かなかった!
「そんな攻撃おれ様には効かないぜ!」
金色のドラゴン、ジークドラゴニュートは大剣を振りかぶり反撃の準備をする。
「ファッ!? ちょっとタクト、私ピンチなんですけどー!」
「喰らえ! ドラゴンブレイクだ!」
「ギャー!」
ウンディーネはジークの剣で首を刎ね飛ばされて死んだ。
「想定の範囲内だ」
俺はすぐさま次のウンディーネをアリアに作らせた。
「フフッ、次はうまくやってみせるわよ」
新しく作ったウンディーネは自信たっぷりだ。
「何度やっても同じ事だぜ!」
ジークは再び剣を振り回す。しかしウンディーネはダメカを貼っていたので1ダメージしか受けていない。
ウンディーネはポケットから写真を取り出す。
「あなた、今すぐ私に降伏なさい。でないと懺悔することになるわよ!」
「なんだと!」
ジークは見せられた写真を見て顔が真っ青になった。
なんと、ジークは人間でいうと14歳くらいになるにもかかわらずおねしょが治っていなかったのだ。
ウンディーネはジークを下品にあざ笑う。
「プークスクス、私長いことこの世界で生きてるけどおねしょするドラゴンなんてはじめてプークスクスw 今すぐ降伏しないならこの写真をSNSでばらまいてやるわよ!」
「うわっえげつねえ」
アクアの下衆すぎるやり方に俺は思わずドン引きした。
「ぐおーっ!」
ジークは恥ずかしさのあまり正気を失い暴走し、敵味方関係なく無差別に破壊光線を吐きまくった。
俺はアクアを盾にして破壊光線を防いだ。アクアは死んだがまた新しいのを作ったので問題ない。
見かねたダリルがジークを羽交い絞めにして押さえつけた。
「ジーク殿落ち着け! 貴殿はまだ若く身体の機能が未成熟なだけなのだ。我もお主くらいの齢の頃はよく寝床を濡らしたものよ……」
ジークはしばらく暴走していたが、落ち着きを取り戻すとしょんぼりして帰ってしまった。
「我々の負けだ、あの写真をSNSで公開されてしまったら種族の名誉にかかわる」
「フフッわかればいいのよ。タクト、あたしたちの勝ちよ! 報酬はおいくら万円かしら?」
「諸君、我々の勝ちだ、勝どきをあげよ、エイエイオー!」
「ウォー!」
俺達はドラゴンに勝利したので帰った。
*
戦いに勝利した俺達は、きれいな花の生い茂る美しい丘でお茶会を開いていた。
アリアはウンディーネやケットシー達と仲良く恋愛の話をしていた。
俺はスコーンとマカロンを食べた。
「フッ、つまらんな。おい誰か一発芸をやってくれ」
「では僭越ながら私がタロットカードで恋占いをしてみせましょうぞ」
そう言ってデュラハンがタロットカードを並べ始める。お前喋れたんだな。
「ムムッ、これは恋愛の相がでておりますぞ! 思いを寄せるあの人に思いを伝えるチャンスですぞ!」
「ムッ、そうなのか?」
「ヒューヒュー!」
ケットシーがやじをとばした。
「仕方ないな……」
俺は頭のうしろを掻いてアリアに話しかけた。
「アリア、俺お前のことが好きだったんだよ、結婚してくれ!」
俺は結婚指輪を差し出す。
アリアはびっくりしたが、笑顔で頷いた。
そして、俺達は結婚式を行った。
アリアはウェディングドレスを着ていて、俺はタキシードを着ている。
神父はケットシーがやっている。
「健やかなるときも妻として愛することを誓うニャ!」
俺はアリアの顔を見た。
「拓人様、私のどこを好きになったのですか?」
「君の美しい髪の毛さ♪」
俺はどや顔でイキった。
「それでは誓いのキスをするニャ!」
「チュッチュッ♡」
俺は目をつぶってキスをした。
再び目を開けると、俺は自分の部屋にワープしていた。
*
「俺は戻ってきたのか? そうだ、エイリアンVS宇宙人をやろう!」
俺は早速パソコンの電源を入れてエイリアンVS宇宙人を起動した。
「フレンド申請が一件入っているな」
俺は受信ボックスのフレンド申請の名前を読み上げた。
「アリア・クロフォード」
申請はアリアからだった。
俺はびっくりしたが、すぐに状況を理解した。
アリアの世界はドラゴンがいなくなったので消滅したが、アリアはエイリアンVS宇宙人をインストールして新しく始めたのだ。
俺はアリアにメッセージを送った。
そして俺達はすぐにリアルフレンドになって、恋人になり幸せに暮らした。
-END-




