祝！魔法使えた……？
「ご主人様。はやく魔物を倒すトン！」
「……」
私は黙り込むしかない。そして次に取った行動は……？
たたかう
▶にげる
「いやぁぁぁぁぁ！」
私たちは走って（一匹は飛んで、というか浮遊して）裏路地まで逃げた。
「もうここまでくれば…って逆に追い詰められてる!?」
「ど、どうするトン？」
……あっ！いいこと思いついた。
「ねえ、トンすけくん？あのスライムたちを全員倒してきてくれたらハムあげるよ？」
「行くトン！」
即決。ハムが絡むとあいつはチョロいんだから。
だが、次の瞬間、
「は、ハム…（バタッ）」
倒れた。
「もう！何なの？こうなったのも全部クリエイツのせいじゃない！もし姿を現そうものならすぐに火あぶりにしてやる！燃・え・ろ！」
『ジュワッ』
クリエイツへの怨念をブチ撒けただけのはず。だが、スライムは燃えていった。
「やったー！魔法、使えた！」
超ウレシイんですけど？今ならクリエイツのこと許してやれる気が……
『新着メッセージがあります』
ん？なんだろう？開くか。
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Re:テヘペロッ
元気にしておったか？
魔法の使い方を伝え忘れていたのに気がついてのぅ。ジャニ……そちらの文化の勉強をしていて忘れておったわい。テヘペロッ！かわいいじゃろ？じゃあな。ｂｙ天然キュートなクリエイツちゃん
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許してやれる気が……
「するわけないだろぉぉぉぉおっ！」
まあ、過ぎたことだし。キニシナイキニシナイ（棒）
ん？なんか忘れているような……？
「は、ハムくれトン…」
ト「はぁ」
花「トンすけどうしたの？」
ト「むぅ」
花「考え込むほどのことなんて…」
ト「くぅ」
花「何かあったなら相談してよ。力になるからさ」
ト「れぇ」
花「どうしちゃったのトンすけ？次回、絶壁☆魔法少女 花子ちゃん！『登場！白き翼の聖天使（自称）』！」
？「こいつ、『ハムくれ』って言ってるけど？」
花「えっ？」
