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絶壁☆魔法少女 花子ちゃん!  作者: のん太
第1章 魔法攻撃!魔物たちの逆襲
13/17

今こそ結成のとき!

「二人はどんなカードだったの?」


 私は尋ねる。心の中で「ハズせハズせ……」と怨念のように唱えながら。


「オレは『水剣(ウォーターソード)』だってさ。効果は……水でできた剣で近距離に攻撃し、中ダメージ。30秒に一回使用可能。だってさ!」


 チッ、当たりやがった。超強そうじゃん。中ダメージっていうのがなんかビミョーな気もするけど。


「アタシは『アイシクルブリザード』ね、前に使ってたのと変わらないじゃない! 心配して損したわ。野々村さんは?」


 いや、○ねよ。

 ハズレ引いたの私だけじゃん!


「私は……」


「「何?」」


「一日一回しか使えないクソスキルなのっ!」


「「「……」」」


「プークスクス、マジかよ、そんなのって!クスクス」「アタシに恥かかせたバツねうふふ……」


 ……クリエイツのやつめ!


「まぁ、これで仲間になるってことに文句はないわよね?」


「……はい」


「素直じゃねぇな!」


「おだまり!……まぁ、嬉しくないこともないけど」


 ……! ツンデレ要素出ました!

 あれ? もしかして、神の国の視聴者さんたちって雪城さんのツンデレを求めていたりして……?


「じゃあ早速魔物を倒しに行きましょ? あっ! あんなところにネバネバした何かがいるわ! 魔物ね! やってしまいましょ」


「あれは『ネバ』トン! ヤツはツルツルのタイルをやけにべたつかせたり、取り敢えず色々ネバネバさせるトン!」


 なにそれー。地味に嫌なヤツじゃん。

 ……納豆にでもブチ込んでやろうかな?


「まずはオレから! おりゃ!」


 上倉くんの手には水で出来た剣が握られ、それをネバに突きつけた。


「ふふーん! 案外ショボいな……ってあれ? 効かない!」


「ネバに打撃系の攻撃は吸収されてしまうトン……」


 厄介な魔物だなぁ。

 そしてネバは上倉くんに攻撃しようと……。


「危ない! 『フラワーギフト』!」


 とっさに唱えると、三人……と三匹の周りに膜のようなモノが貼られる。

 そして、ネバの攻撃は、跳ね返された。

 ……何故かネバは消えた。


「トン! やったトン! あれ? 今確認したら、固有能力(アビリティ)の詳細が変わってるトン!」


 え? どういうこと?

 私は自分の固有能力(アビリティ)を確認する。


――――――

固有能力(アビリティ):『花魔法』

 全てのスキルを木属性として扱う。『フラワー』の名前を持つスキルに追加効果が発動する。追加効果はカードによって異なる。

――――――


 なにこれ……!

 こんなのチートじゃん!

花「アビリティが変わってるってどういうことよ! この前、アビリティは変わらない的なこと言ってたクセに!」


ク「変わっているわけ……ほ、本当じゃ! どうなっている?」


花「聞きたいのはこっちよ!」


ク「す、すまんのぅ。次回、絶壁☆魔法少女 花子ちゃん! 『能力があまりにもチートじゃないですか?』、ヤツの復活も近いのかのぅ……」

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