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絶壁☆魔法少女 花子ちゃん!  作者: のん太
第1章 魔法攻撃!魔物たちの逆襲
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スキルカード誕生!

「祝福を封印したカード、名付けて【スキルカード】じゃ! どうじゃ、我ながら良い名前だと思うのじゃが」


 あの……。そんな重要なこと、そんなノリで決めていいんですかね?


「問題ない! じゃあ、スキルカードについて説明するぞ。まず、獲得方法。今まで通り、加護力を消費して手に入れることができるのじゃ」


 加護力って確か、神の国での再生数みたいなモノだったよね。あれ、今私、どれくらい溜まっているんだろう?


「それは気にせんで良かろう、何故なら加護力、守護神共にリセットされるからのぅ」


 あ”? 何言ってんだテメェ、ブッk……。


「ふざけんじゃないわよ! ブッ○すわよ?」


 言いかけて、スノーラビィが私の思っていたことを代弁してくれた。


「話は最後まで聞け! 続ける。次に制約についてじゃ。無駄な正のエネルギーの消費を防ぐため、一回の戦闘で使用できるカードは7枚までじゃ! これで乱発はせんじゃろう。超過したカードはス魔ホに収納可能じゃ! どうじゃ? すごいじゃろう?」


「それじゃあ、オレらは加護力がないのにどうやってカードを手に入れるんだよ!」


「それは……考えて無かったわい」


 ズコーッ。なんて無責任な! まぁ、それがクリエイツさんだよね。なに、クリエイツクオリティ? クリクオ? 何言ってんだ私。


「お、お主らには迷惑を掛けた。じゃから一人一枚わらわのチョイスでカードをプレゼントしよう……これでいいじゃろ?」


 良くはない。でも貰うものは貰っとくよ?

 クリエイツさんが指をパチンと鳴らす。


「今、ス魔ホにカードを送って置いたわい。わらわはジャニ……用事があるから、ここでドロンするぞい」


 そう言って、クリエイツさんは消えてしまった。何だったんだ?

 とりあえずス魔ホをチェック。


――――――

スキル:『フラワーギフト』 木属性

 スキル名を唱えることで発動。25秒の間、味方全体のダメージを100%カットする。一日一回しか使用不可。

――――――


 はい。ハズレくじ引きましたー。

 これは酷い、まず木属性。当てつけですか? なんですか?

 次に一日一回しか使用不可、そして防御スキル。


 ヤバイ、これは完全にあの二人の仲間になること確定じゃん。


……クリエイツ、ユルサナイヨ。

花「クリエイツさん、なんで寄りによってカードにしたの? 他の魔法少女アニメとか戦隊モノと被るの嫌なんだけど?」


ク「それはあんス……この世界に降りたときに見つけたゲームなる文化を反映させたんじゃ! そっちのほうが馴染みやすいじゃろ?」


花「ふーん、クリエイツさんって少年趣味あったんだ」


ト「ご主人様、それってどんな趣味トン?」


花「それはね、ショ……」


ク「あぁぁぁ! 次回、絶壁☆魔法少女 花子ちゃん! 『今こそ結成のとき!』、わらわの推しはスバ……」


ト「推し? なんのことトン?」

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