わらわの謝罪会見
「で、ちゃんと今回は話すんでしょうね?」
「た、多分今回こそは……トン」
ス魔ホを見ると、一通のメール。クリエイツからだ。何もなかったらぶっ○す!
メールを開けると、突然ス魔ホが強く輝き始めた。
「何、この光!」「爆発すんじゃね?」「変なこと言うんじゃないわよ!」
三者三様の反応。
「ふっはっはっは! わらわはヲター・クリエイツ。神の国の高位七神で最高神のわらわじゃ! 今回は謝罪会見と報告に来たのじゃ」
現れたのは黒髪ロリ。コレがクリエイツ……? ババァかと思ってた。
「わらわをコレ呼ばわりするでない! それにババァでもない! まだピッチピチの4813歳じゃ! 若いじゃろ?」
……ん? 今「若いじゃろ?」って言った? 4000歳超えでよく若いって言えるな。
っていうか心読んでる!?
「当たり前じゃ。わらわは最高神じゃよ? 今日は、この魔物のこと、それとわらわたちが与えた祝福に関する変更についてじゃ」
最高神って! こんなのが最高神で平気なの……?
「何よ、変更って!」
スノラビは吐き捨てるように言う。しかし、クリエイツは冷静だ。
「まぁ焦るのでない。まずこの魔物について話すぞ。原因はズバリ、祝福の乱用による負のエネルギーの増加じゃ。わらわが送り込んだオレスキというやつによるとどうやら、そこの二人が喧嘩のために祝福を乱用したとか」
クリエイツは雪城さんと上倉くんを指差す。
……。うわぁ。魔法の乱用はないわぁ。って祝福!?
「お主らが魔法と呼んでいるものは神の国では祝福というのじゃ。続けるぞ。祝福は負の感情から生まれた【魔物】を倒すためにあるんじゃ。そんな祝福には正のエネルギーを使っている。例外もあるがの。その正のエネルギーはある程度神の国から送っているのじゃが、その限度を超えるとこの世界の正のエネルギーを使用してしまう。そして正は負に転換してしまう」
なんか全然知らないことばかりだ。なんでそういう重要なこと教えてくれなかったの!
「うっかりしておったわい。」
は? それは無責任じゃ……。
「そこでじゃ! その正のエネルギーの負への転換を防ぐため、祝福に制限をかけることにしたのじゃ。具体的には、祝福をカードに封印して、使用に条件をつける。なーに、殆どは時間制限だとかそんな感じじゃ。ついでに、持っている祝福は一度リセットするぞ!」
制限、うんわかる。リセット!? 解せぬ……? もしかして、『花魔法』もリセットできるかも!
「アビリティは無理じゃ。本来、そなたたちが持っている能力を引き出したものじゃからのぅ」
……。終わった。
ク「次回、絶壁☆魔法少女 花子ちゃん! 『スキルカード誕生』じゃ。……ちゃんと説明するから、こっちを睨みつけないでほしいのじゃ」
花、美、蒼「「「……わかってるよなぁ?」」」
ク「わ、わかっとるわい!」