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猫のエッセイ

転生後の記憶継承について

作者: 猫の人

 小説家になろうでは転生物、多いですよね。

 皆さんは転生物が好きですか?

 私は、どちらでもいいです。転生物だろうがそうでないものだろうが。


 面白いは、正義。


 それでいいと思うんですけどね。

 自分が嫌いだからといって「ランキングが間違っている」なんて考えるのは浅はかです。


 皆違って、皆良い。


 もっと大人になろうよ。

 異世界転生物が嫌いな諸兄と違い、異世界転生物を好きな人が多いだけだよ、きっと。

 他人の趣味だ、それが人に迷惑をかけない限り気にする程でもないさ。





 これは異世界転生物を嫌う人向け、ちょっと考えてみようという話です。



 転生物に対するツッコミの中に


・ 赤ん坊の脳味噌に前世の記憶が再現するのは何故か?

・ 人外転生の場合、人間の記憶を引き継ぐのはおかしくないか? 


というものがあります。


 この疑問を持ったあなた。

 よーく考えてみましょう。


 実は、全くおかしくないのですよ。答えは100年どころか1000年以上前から存在する話なのです。



 まず、最初に思い出してほしいのが異世界転生物の冒頭シーン。その中でも「土下座神」を出す話が良いですね。とりあえず死んだ後、転生前の死後が書いてある話なら何でもいいです。

 彼らは、魂だけの状態で神様とお話をします。一部例外がありますが、「魂だけ」の状態でお話をしているんですよ。


 もしも記憶が脳みそにしかないなら、魂の時点で会話、出来ませんよね?

 魂が記憶を保持して生前と変わらない思考ができなければ、その状況は説明できませんですよね?


 これが答えです。


「記憶は魂にも刻まれる」


 たった、これだけの話なんですよ。



 魂が保持されているから、前世の記憶がある。

 普通の人は魂に刻まれた記憶をリセットされたから、前世の事など覚えていない。


 違いはこの一点なのでしょう。


 最初に魂だけの主人公が神様と会話をしている時点で、作中の説明は済んでいるのです。



 していない作品?


 それは、知りません。その作者さんに聞いてください。











 幽霊が生前の記憶を持つのは古くから言われている事です。つい最近ではありません。

 それこそ1000年前にだって語られている「常識」レベルのお話です。日本はお盆にはご先祖様が帰って来る国ですよ。事実かどうかは横に置き、その事に気が付くきっかけはどこにでもあります。


 「脳みそが~~」「人外転生が~~」と言うのは、粗探しでしかないのです。

 それとも古典の幽霊話を相手に「脳みそも無いのに幽霊が生前の記憶を持っているのはおかしい」と突っ込みますか? 自分の常識から外れている作品すべてに「こんな設定はおかしい」と言いに行きますか?


 そんな事、しませんよね。

 超人気アニメのガンダ○とか、エヴ○のファン相手に「こんなおかしな設定のアニメはクソだ!」なんて言う勇気は私にはありませんし、それを言うのは勇気があると言うよりただのKYです。空気読め。そもそも細かい設定上の無理なんて気にするつもりはありませんよ。お暇な方は「ガン○ム」「全長」「重量」で検索。

 作品の感想とは別に設定の考察はしますけど、だからと言って作品をけなす真似はしませんとも。


 基本、投稿者は紳士であれ。

 ツッコミたい設定があれば声を大にして言いたいのでしょうが、「他人を貶める発言をするのはマナー違反です」からエッセイ上でもオブラートに包み、やんわりとした言い方をしましょう。

 キツイ言い方をしなければたぶん大丈夫。

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― 新着の感想 ―
[一言] 記憶は脳にのみ蓄積するものではない、という説もありましたね。 臓器の移植を受けた患者が、移植元の人間の記憶を思い出す、なんて事例があっとかなかったとか。
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