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手紙

作者: ちびひめ

薄紅の桜が咲く頃に


前日、両親への手紙を書いていると、後ろでくすぐりあっている姉と妹と母の姿


あえてそんなことをするんだよね


私もくすぐりあいに参加してしまって、手紙は真っ白なままだった


いつの日も一人ではなかったと

今さら気づく私


薄紅の桜が咲く頃に


私はお嫁にいきます


前日も普段通りにすごしてくれている家族に感謝して


私は眠りにつきました。



真っ白な手紙を読み上げる。姉へ妹へ、父へ、そして母へ


今までありがとう

これからは

自分の信じた人と共に歩んでゆきます


真っ白な永い永い手紙を読み終えると、父の目には涙が浮かんでいました

母はないていました

姉と妹も


今までありがとう

そしてこれからもよろしくお願いします


薄紅の桜が咲く頃に

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― 新着の感想 ―
[一言] 庭に桜の木が、そして縁側で桜の花びらが舞い散る中、姉妹と母と私のくすぐりあう姿という情景を想像しました。 すると楽しいはずのひとときなのにものすごく切ないような気分になり、またそんな情景をす…
[一言] ちびひめさん。 こんばんは(o^^o)♪ お久しぶりでございます。 薄紅色の季節に〜...♪*゜ ご結婚のご予定が? 相方さまとはアツアツさんなのですね〜(#^.^#) 羨ましいです…
[一言] 結婚という題材にも関わらず、彼が出てこなかった事は残念だと思いました。 また、キーワードに泣けると入れてしまうのは、どうかと。 話の展開は普通ですね。普通の結婚、そして両親への手紙、そこ…
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