表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/6

第3話「時間がない!私のタイムスケジュール」

「勉強する時間がない……」


 ため息がこぼれる。

 朝は6時に起きて、子どもの朝ごはんを用意し、保育園に送る。8時半には職場。夕方17時半に退勤した後は、夕食の支度、風呂、寝かしつけ。気がつけば、もう21時半。


「このあと勉強?無理じゃない?」


 けれど、そうやって3日、5日と先延ばしにすれば、あっという間に試験まであと3か月になってしまう。


 何かを変えないと。


 私はまず、1週間のスケジュールを紙に書き出してみた。

 その結果、夜はすでに脳が死んでる。朝が一番集中できそうだった。


 ――よし、朝活だ。


 次の日から私は、5時起きで1時間だけ勉強することにした。


 最初の数日は眠くて仕方がなかったけれど、だんだん脳が慣れてくると、「朝に1問だけでも解く」ことが習慣になった。

 そして今朝、私はこの問題に向き合っていた。


【令和3年度 介護支援分野・問題14】


要介護認定等に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。1つ選べ。


1.介護認定審査会は、都道府県が設置する。

2.一次判定は、認定調査項目のうち、特記事項を除いた項目により行われる。

3.要介護認定の有効期間は、必ず6か月である。

4.更新申請は、有効期間満了の翌日から行うことができる。


 う……見覚えあるような、ないような……。でも、今は選択肢を一つずつ冷静に判断するんだった。


【解説】


1.誤り

→ 介護認定審査会は、市町村が設置する(都道府県ではない!)


2.正解!

→ 一次判定では、認定調査項目のうち「特記事項を除いた項目」が使われる。特記事項は二次判定の材料になる。


3.誤り

→ 有効期間は「原則6か月」だが、状態に応じて柔軟に変更可能(3〜24か月の範囲)。


4.誤り

→ 更新申請は「有効期間が切れる前に」行う必要がある。切れてからでは遅い!


 私は正解できた。

 ……地味だけど、うれしい。


「特記事項って、二次判定で使うんだったんだ。なるほどね……」


 朝の静けさの中で、自分の小さな成長を感じた瞬間だった。


【今回の学びポイント】


介護認定審査会は市町村が設置する


一次判定では特記事項は除外される(コンピューター判定)


有効期間は一律ではなく3〜24か月の範囲で設定される


更新申請は有効期限が切れる“前”に行う必要あり

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ