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前世の記憶で異世界を発展させます!~のんびり開発で世界最強~  作者: 櫻木零
第二章~学園~

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第二章 第三十九話 勧誘~大会後の……~

急遽一週間ほどお休みをいただきすみません。本日から再開です!

お待たせしました!楽しんで♪

 いろいろバタバタしていた休日も終わり、また一週間が始まった。

 グランはアーサーから男爵位を授かったが特に日常に変わりが出ることはなく、普段通り朝にカノンも含めみんなで鍛錬し、昼は学園で授業を受け、放課後は遊んだり鍛錬したりという日々が続いた。

 今日もそんな一日が過ぎようとしているころに変化があった。


「そこの君!もしかして新歓大会優勝のグラン君だよね!?君の剣筋は素晴らしかったよ。そんな君だからこそ剣術研究会に入らないかい?」


「なに!?グラン君がいるのか!?グラン君は魔法の天才だ!こっちの魔術研究会はどうだ?」


「グラン君?あなたの流れるような魔術に感動しました!……私と付き合って下さい!」


 そう新勧――新入生勧誘期間である。

 この前の新入生歓迎大会はここで先輩方が新入生にある程度目星をつけるためだ。

 結局は全員はいらないといけないのだが。

 さらにグラン、ティナ、ナミア、エリザベート、シャミア、サリーネ、フレッドリック、アレグサンダーは決勝トーナメント進出者たちである。

 普段から一緒にいたグランたちに加え、新人歓迎大会で仲良くなったアレグサンダーが一緒にいたら目立つこと間違い無いだろう。

 先輩たちが群がってくるのも当然といえた。

 しかしなぜこんなに先輩たちが一生懸命になるかというと、それは一年の終わりの表彰の時にある。

 学園ではまあまあの頻度で研究会や部活同士で争うイベントがある。

 それを制し、成績が良かった研究会や部活から順に次年度の部費が決まる。

 一番悪くても普通に活動する分はもらえるのだが、成績が良いと部費が上がり活動の幅が広がる。

 また部門ごとに賞金が出たり、卒業後の就職などで有利になったりといろいろ得点があるのだ。


「やっぱりグランは人気だね!どこに行っても活躍できるから引っ張りだこだ」


「グランはどこにするか決めた?私は剣術研究会かな?」


「私は召喚とかテイム専門の研究会があったからそこにしようかと思ってるわ」


「私たちは魔法研究会です!」


「魔法だけでもグランに追いつかなきゃね」


「俺も剣術にするかな」


「私は魔法だな。グラン君に負けた原因は剣術もだろうがもっと魔法が使えていたら勝っていたかもしれないからな」


「僕は……」

 グランはまだ決めていなかったためどうするか悩んでいたがある程度見て回った今やっと決まった様子だった。


「僕はどの研究会にも惹かれなかったんだけど結局はどれかに入らないといけないみたいだから自分で作ることにしたんだ」


「「「「「「「つ……作る~!?」」」」」」」







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