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第11話 昇格試験1

  2週間がたったある日のこと。


 「スズカさんすみませんが、少しいいでしょうか?」


依頼の張り出されている掲示板を見ていたらハルメアに声をかけられた。


 「はい何でしょうか?」


 「今回、スズカさんに昇格試験を受けてみてわどうかと思いまして。」


 「えっ! 昇格試験ですか?私まだ依頼そんなにこなしてませんよ。」


 「そんなことはございません。この2週間の間に、Fランク依頼6個にEランク依頼を5個もこなされております。それにこちらが期待した以上の量を採取してくださっています。そして、私共で協議させていただいた結果スズカさんに昇格試験を受けてもらってもいいのではないかと言う結論に至りました。」


 「そうなのですか。まずは昇格試験について教えていただいてもいいですか。ここ前の時は、説明を省略されましたので。」


 「それもそうですね。立ち話も何なので受付のほうへどうぞ。」


と、ハルメアさんに案内されて、説明が始まった。

 

 「昇格試験では、討伐依頼を受けてもらいます。その理由としましては、Eランク以上になりますと討伐依頼のあるDランクの依頼も受けることがかのとなります。ただここで受けてもらう討伐依頼は、Eランクモンスターを5体の依頼になります。昇格試験に監督役の冒険者が1人付き添います。ですので何かありましても、その冒険者が助けてくれます。その代わり、試験は失格となりますのでお気おつけください。」


 「失格になったときにペナルティーは何かありますか?」


 「それはございません。今回の依頼はギルドから出している依頼になりますのでその辺りはご心配なさらなくても大丈夫ですよ。」


 「分かりました。昇格試験受けさせていただきます。」


 「かしこまりました。ではこちらが今回の依頼になります。」


見せて貰った依頼は、ビッグラビットを5体討伐と言う物だった。


 「それで、監視の冒険者は誰になるのでしょか。」


 「それでしたらAランクパーティー心の目のリーダーのカルロスさんにお願いしてあります。後30分もすればここに現れるはずです。」


 「分かりました。そんなすごい方がついてくださるのですね。」


 「そうですね。昇格試験では、何が起こっても試験を受ける冒険者が死なないようにしております。そのため如何なる場合でも冷静に判断出来る人をつけることにしております。」


と、ハルメアさんが教えてくれた。その後も、細かいことなどいろいろ聞いていると、


 「ハルメア殿、そこのお嬢さんが、本日昇格試験を受けるFランク冒険者のスズカさんでありますかな。」


 「お疲れ様です。はい、その通りでございます。」


と、後ろを見てみると、これぞ冒険者と言わんばかりの人が立っていた。その迫力に少し気後れしそうなくらいだった。


 「はじめまして。スズカカミナギと申します。本日は監督役よろしくお願いいたします。」


 「こちらこそよろしくな。」


と、少し挨拶を交わした後、もう1度依頼についてハルメアさんに聞いてからギルドを後し、町を出てから2時間ほどの所を目指した。


 カルロスさんに今までどんな冒険をしてきたのか、どんなモンスターを狩ってきたのかを聞いたりしながら目的地に向かって歩いていた。その間に、スキルを使いカルロスさんのステータスを確認してみた。



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ステータス

カルロス/45歳

 職業:冒険者(A)

LV: 55

生命力:220

筋力 :327(+103)

防御力:213(+10)

俊敏性:185

魔力 :275(+85)


スキル:剣術8  斧術5 雷属性魔法(中)6 水属性魔法(中)4 火耐性3 威圧 気配察知5 強化6 豪腕


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 さすがにAランク冒険者だ。レベルが50を超えており、スキルのレベルも高い。そしてどの数値も200前後ある。すごいと素直に思った。鈴花は、カルロスのステータスを確認した後、疑問に思ったことがあったので、横のフィナに、


 「フィナ フィナ、今更なんだけどこの世界のレベルって何レベルまであるの?」


 「確かに今更ね。確か限界レベルは999だったはずよ。でも人間では最高でも150まで言った人がいただけでそれ以上いけた人はいなかったはずよ。」


と、教えてくれた。それにレベル100を超えてる人も殆どいないらしく、カルロスさんは、そこそこ強い分類に入るらしい。そこで、自分も頑張ってレベルを上げてやるぞと、思う鈴花だった。





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