ハチャメチャ同居生活!
目が覚めた…… 頭が痛い 洗面所で顔を洗い
いつも通り食事をとり 出勤するそんな平凡な日常が
始まるはずだった………
鞄を持ち 急いで駅のホームに駆け出す その時だ
平凡な日常が終わることになったのは
「もしかして………ゆー君?」
僕は走りながらも慌てて振り向く そこに居たのは…
「やっぱりゆー君だ!お久しぶり〜☆」
「なっ……なんでお前がいるんだよ!」
彼女の名前は 小日向沙月 幼なじみで何かしらうるさい
小学生の時告白もしてきた
だけど僕は彼女を振った…
それから あまり話さなくなり
進学し会わなくなった そんな彼女が目の前にいる……
「なんでお前がいるって……ゆー君に会いたいからだよ〜」
「はぁ!? 何で俺の家がわかったんだよ!」
「先生達に聞いたの〜 そしたら教えてくれてさ〜」
前から思っていたが……やはりうるさい
「………仕事だから じゃあな」
「待ってゆー君 今日は言いたいことがあってきたの」
「言いたいこと聞いてる暇なんか………」
「私と結婚してください!!」
「あーはいは…… え? はぁぁぁぁぁぁ!?」
「すいません…今日体調が悪くて はい 申し訳ございません」
「ゆー君優し〜 仕事休んでまで話してくれるんだ」
「うるせぇ! お前が唐突に結婚してって言ったからだろ」
「え? もしかして 覚えてないの? あの時の約束……」
「約束?そんなのしたか覚えてないぞ?」
「そっか…… それじゃあさ 約束思い出すまで此処に住むよ」
何だって!?冗談じゃない ゆっくり出来なくなる
「ふざけるな!俺の家だ!」
「家の事色々しといてあげるからさ ね?お願い」
「……断る! だいたい約束ってなんだよ!今いえばいいだろ」
「ゆー君が思い出してくれないと意味無いの……
もしダメなら私………ビルから飛び降りる」
「あーもう!分かったよ 住ませればいいんだろ!」
「さっすがー!ゆー君話わかるー!」
「脅したじゃないか!まったく……」
まったくコイツは変わってない…それより約束って…
「おい少しだけヒントくれ 約束って何だよ」
「ヒントはね〜 ファーストキスだよ♡」
「!?何のことだよ!」
「教えなーい」
「何なんだよ いきなり来て 結婚しろだのファーストキスだの」
「ゆー君が思い出せば分かるよ☆」
こうして始まった ドタバタハチャメチャの同居生活
こんな事でいいのか!?
そして約束とは一体………