濃厚すぎる親のガチバトルマシンガントークからの転校生登場までのいきさつ。
続きを上手く消化させるのが難しく、とても厄介でしたが
それも結兎の両親の「会話」を書くのが楽しすぎて寧ろ
助かりました。
お進みくださいませ・・・。
リンゴーン・・・リンゴーン・・・♪
朝日が差し込み、もう朝なのだが俺は憧れていた
彼女・・・。「エリナちゃん」とのラブラブな
夢を見ていてとてもじゃないが、起きたくない~!て
恋する乙女の様な若干気持ちの悪い感じにごねていた。
ベッドも布団もふかふか。
それもそのはず。エリナちゃんが我が家を綺麗に
建て替えてくれて身も心も潤っていた・・・。
母さんも大喜びでもう既に俺とエリナちゃんの結婚に
ついて、将来のお話をリストラでえらい目に遭っていた
俺の父さんとも話し合っていたりした・・・。(気が早いぜ)
父さんは「お母さんの趣味がまず最優先だったから
金銭的に余裕が出来たのは嬉しいね。僕としても、
・・・その・・・地下アイドルの追っかけがまた
沢山出来るのが・・・!感無量というか。有難いよね。
大感謝ですね。小松沢財閥のご令嬢にこんなにしていただいて
僕らは何で感謝するべきか考えていたんだけども・・・、
やはり、彼女にその気があるのならばうちの馬鹿息子で
良ければ将来的に結婚も視野に入れておかないとね。」
そう言い放ちつつも父さんは動画サイトにアップされている
某アイドルグループのPVをパソコンで延々と見ながら話を
しているから、なんというか・・・。器用だな・・・。
「それにしてもこの新しく発掘したバンドカッコいいわ~!
とか思ってコメント欄見てたら「もう解散なんて勿体ない」
なんて書かれていたのがショックすぎて・・・。
こうなったらラストライヴにも行こうかしら・・・。
セカンドシングルしか出せずに、しかもPVまで動画サイトに
上がっているのにCDは通常版しか出回ってないから
勿体なさ過ぎて悲しくなるわね・・・。折角出すんなら
最後ぐらいPV付きの初回盤を出してほしいものだわ・・・。」
「ああ、それは分かる気がするね・・・。
僕もそれまでの推しメンが卒業とかいう話題が出ただけで
ゲロどころか血反吐吐きそうになるからよく分かる・・・。
卒コン記念のDVD・・・いや、やはりここは景気よく
ブルーレイディスクでフルコンプして、大いに悲しい気持ちで
泣きながら、もうそれこそ完全に男泣きしながら彼女らの
将来的なビジョンを想像してそれで元気になれるんだ・・・。
僕は彼女らの姿を焼き付けておきたいから毎回毎回
新しいシングルが3タイプ同時に出たらそれも勿論のこと
フルコンプするけどそれだけでも物足りない感満載だから
ショップ通販でブロマイドとかグッズとかその時その時の
彼女らの衣装を全て頭に叩き込みたい気持ちでいっぱいになるし
いくら他のメジャーアイドルが「神曲」とか謳って、
ベストアルバム出したとしても僕としてはやはり、
黄金期が過ぎようとも今はまたパワフルにエネルギッシュに
頑張っているフレッシュな新メンバーの底力をいつも
思い知らされるんだよねぇ・・・。若いっていいなぁ・・・。」
物凄く濃い、濃厚な趣味に走りすぎな俺の両親に引かないでくれ。
俺・・・兄弟がいなくてほんとに良かったよ・・・。
親戚のイトコも濃厚な「アニメヲタク」で、延々とアニメの
うんちくを垂れたり、「萌え」なんて言葉では俺のキャラに対する
愛情なんか測れない!とかこれまた長々と語りだすのでなるべく
家には遊びに来ないでほしいものだ・・・。
物凄い勢いで「アニヲタトーク」を展開してくるので正直ツライ。
俺は寝覚めが両親の「ガチオタトークの飛ばし合い」の声だったので
少々切なくて泣きたくなった・・・。
「まだ世界平和の為に戦っている(たとえウサ耳バニーでも)
俺の方がまだ「人として」マシだよな・・・?」と安堵していた。
朝起きて母さんが適当に作った朝飯・・・。
「なんだこれ・・・。爆弾みたいなおにぎりだな・・・。」
と、サランラップでくるんでる上にアルミホイルを巻いているから
ますます怪しい凶器の様なでかいおにぎりを見ながらそう思った。
朝食をとった後に「行ってきまーす」と家を出る・・・。
見た目はあんなだが(笑)、中身・・・というか味はなかなかのもの。
「おふくろの味」というところかな・・・?
(なんだかんだで一応親には感謝している。趣味にはついてけないけど。)
登校中、知らない女の子が歩いているのを目にした・・・。
眼鏡をかけて俯いて歩く・・・言葉は悪いが「暗そうな子」・・・。
だけど多分「俺の美少女レーダー(笑)」が察知した・・・。
「あの子多分眼鏡取ったら可愛いんじゃないかな?」とか
別に浮気心じゃないけどふとそう思ってしまった。
見もしない話もしない「今日見かけたばかりの女の子」に
対してこんなことを思ってしまうのは「エリナちゃんに対する
裏切り行為」の様で、俺は一瞬しょげてしまう・・・。
そんな俺を俯いたままの姿勢で眼鏡の奥から光る、
「オレンジ色の眼光」で彼女は見ていたなんてその時の
俺には知りもしなかった事実である・・・。
教室につくと、馬鹿友達の英太がはしゃいでいたので
朝から鬱陶しいな・・・と、げんなりする・・・。
「今日、転校生来るらしいぜ!!しかも女の子だってよ!!」
「へえ・・・?」興味なさげに聞き流していたが・・・。
ごめん、「浮気心じゃないけどやや興味ある・・・。」と
心の中では思ってしまっていた・・・。
エリナちゃんほんとごめん!!
チャイムが鳴り、担任の若い女の先生「久野先生」が
「はーい。今日から新しいお友達を紹介します。」
しぶしぶと歩いてくる俯いたままの今朝の少女だった・・・。
「あれ?!あの子・・・。」と思いながら見ていた俺。
「「猫宮すず」です・・・。よろしくお願いします。」
と、軽い挨拶をしてぺこりと頭を下げていた。
眼鏡の奥底に「ギラリ」とした眼光の鋭さを隠しながら
俺の方を見ていた・・・。というか、「ガンを飛ばされてる」。
俺は一瞬びっくりして「え?!なんだ・・・?」と思っていたが。
その子がまさか俺の人生にまたしても深く関わってくることなど
知る由もなかった・・・・・・・・・・・・。
続。
親の趣味は完全に「自分(作者)の趣味」ですが(爆!)
濃厚な方はもっとディープなネタフリしてそうなので私なんぞ
まだまだ未熟なひよっこですよ・・・。と、話の本筋に関係のない
親の描写の方が濃厚すぎて肝心の新キャラの登場シーンが
しょぼくなってしまい、新キャラに対して「申し訳ない気持ち」に
なってしまいました。(いや、自分のキャラなんですけどね・・・)
次回はもっと本筋を練っておいて、ストーリーを掘り下げつつ
展開をグレードアップさせたいです・・・。
(とか言いつつも話の途中で出てきていた「アニヲタのイトコ」のネタも
考えてあるのでいつか出します多分・・・(苦笑)。