表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/53

人生が軌道に乗る展開だ・・・。(今回はバトルは一切なしw)

「俺の人生に色々とショッキングな話題が(話題って変か?)てんこ盛りな今回。」

さて。今日のユイトくんは~?な感じにサラッとでもこれまた濃ゆく

うっすらと展開中・・・。

俺!本郷結兎!小学6年生青春真っ盛りっ!

実は俺には秘密があるんだっ!!

宇宙からの謎の敵から地球を守る正義の味方!

魔法少女『マジカル★すーぱーうさ子』やってますっ★

「貴方の心に滅多打ちっ!キラリンマジカルパワーで

きゅいんとうち抜けラブパワーショオオオック★!!」


「うーん・・・。うーん・・・。」

俺は上記の台詞をハイテンションで何も悩みがなさそうな

一昔前に流行ってそうな変な魔法少女になって声高に

叫んでいる・・・そんな夢を見ていた・・・。

(気分が最悪だぁ・・・。夢なら覚めてほしい・・・。)


「ゆいくん起きてー!!ねえ早く起きてぇえええ!!」


母親の叫び声で目が覚めた・・・。

ぱちり。


「え。何どしたの・・・母さん・・・?」

寝ぼけた口調で目の下にクマを作った顔で母に問うた。


「いい?落ち着いて聞くのよ?!落ち着いて聞いてねっ??!」

母さん、見た目は清楚で綺麗で可愛い所謂魔法少女ヒロインの

母親そのものの様な顔してるが、格好がおかしい・・・。

「黒い服。というかドクロというかガイコツというか・・・。

所謂その界隈では「スカル」と呼称される、まあガイコツの(笑)

顔がでかでかとプリントされた黒づくめのヴィジュアル系バンドの

ツアーTシャツを着こんでいる上に派手なアクセをいっぱいに

付けているといういで立ち」で俺に攻めよってきた・・・。


「母さんっ!読者が怖がりそうな格好で俺に近寄るのは

やめてくれっ!!俺それでなくても最近寝不足なんだからっ!」と

泣きそうになりながら母をなだめた。


「ああ、カッコの事ね!!大丈夫よ意外とこういう趣味の

女性は多いのっ!!これちなみにこの間のツアーで全国

遠征して回ってきた時に物販ブースで買ったツアーTでねっ!」


「もういいっ!それ以上言うなっ!!俺が主人公なのに

母親の方がキャラが濃いとか笑い話にもならんわっ!!」


慌てて母を制止した俺・・・。(苦労人だと思わないか・・・?)


「で?どしたの?なんかあった?まさか本命バンドが解散したとか

そういうリアルな話題はやめてくれよ???」と真顔で聞いた。


「・・・あああああああ!そう!そうなのよっ!!

あのねっ!・・・・・・お父さんがリストラされて今無職なの・・・。」


・・・・・・・・・・・・・。

家庭内に衝撃が走るとはまさにこの事だった・・・。


「どうすんのっ!俺らどうなんのー?!!」汗がだらだら出てきて

泣きたい衝動に駆られる俺と母親・・・。


「うわああああんっ!お父さんがクビになったらもう

ツアーの遠征ができなくなるううううっ!!音源ギャになるかと

想像したけど音源買うのもやっとの状態でライヴDVDとか麺様が

出したチラホラ写真集みたいな割と高いコラム本が買えなくなるぅう!」


母・・・。俺は哀しい目で母親を見つめていた・・・。

「そんな場合じゃないだろーがああああっ!!」

なんかついキレたけど・・・。俺。


「そんな場合でしょー?!私はゆいくんには将来的にやや売れる

程度でもいいからアマチュアでもそこそこカリスマ性のある

バンドのヴォーカルもしくはギタリストになってほしかったのよ?!

おうちに余裕が出来なきゃそれも叶わないじゃないっ!!」


必死な状況の様に見えるから余計怖いんだが母さん・・・。

例え話が(将来の夢だとかは言わせないっ!)リアルすぎる・・・。


しかし・・・。

それはそれで悪くないかもしれないと今の状態の俺は母の意見に

結構賛同出来そうだから怖いよな・・・。

だって今はウサ耳バニー風魔法少女なんだもんな・・・。


「ゆいくんはっ!薔薇の花を散りばめた紫っぽい様な黒い様な

そんな感じの衣装がいいっ?コテコテよっっっ!!?

それとも現代男性アイドル風の正統派のイケメン系の

ド派手な衣装を身に纏ったキラキラ系の方がいいかしらっ?!!」


頭痛がしてきた俺は母を自分の部屋に押し込めて、

ドアを閉めて外に出た・・・。

もうあのオカンにはまともな話は期待しない・・・。


「なんならソフビ系もアリだと思うのーっ!!」

ドアを閉めてもまだ「自分の世界」を俺に押し付けて

こようとしてるから尚更怖すぎるわ・・・。



家を出るとため息がこぼれた・・・。


と、そこに現れたのは・・・。

・・・「なんだウサギかよ・・・。」今一番見たくない顔だった。

「なんだとはなんだコラッ!!!」むんずと猫の様に俺の

首根っこをとらえて地面に叩きつけてきた・・・。

アスファルトがザリザリしていてとても痛い上に

真夏なので超~・・・熱い・・・。

死にそうだ~俺今猛烈に死にそうだ~・・・。


「お前に朗報だぜ・・・。聞いて驚け!!」


なんだよもう・・・。期待なんか何もせんわお前にだけは。

と心の奥で悪態をついていたが・・・。

顔の前にひらっとしたレースと淡いピンクのエナメルの靴が

見えて・・・。一瞬で目がパチッとした!!


「エリナちゃんっ?!!」


微笑むマドンナ。

俺の天使ことお嬢様のエリナちゃんだ・・・。


「貴方のおうち・・・。今大変なことになってますわよね?」

心配そうな顔で見つめられた・・・。


俺は青ざめた・・・。男として情けない気分でいっぱいになる。


「大丈夫ですわっ!私のおうちで貴方の諸々を解決いたしますから★」

天使スマイル炸裂っ!!眩しかった・・・。


て、え・・・?どういう・・・???


「つまりあれだ。お前の家リストラで苦労してるからこのご令嬢が

おうちの力でお前とお前の家族を負担してくれるってことさ。

よかったな!おめー!逆玉の輿だなっ!!」


・・・え・・・?

リンゴーン・・・。(例のいつもの教会の鐘が頭で一瞬なったが)


「・・・ええぇえ?!!」と仰天するほどの衝撃が走る俺!!


微笑む天使は・・・逆光を浴びて余計眩しくみえた・・・。

(天使よりも気高い・・・。むしろ仏の様な後光がさしている彼女。)


続。


なんかもう・・・。主人公の母親の描写が楽しすぎて作者若干ハイですが(笑)、

まだまだ掘り下げてもよかったかな・・・。バンドネタ・・・。(オイー!)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ