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完全に色々と「アウト」じゃね?(笑)

過剰な期待だけはしない様に・・・。仏の様な心でお読みください。

「お前今日から魔法少女になれ!!」


突然そう言われた小6男子の気持ちを想像してくれ・・・。

しかも謎のウサギに・・・・・・。


俺は頭を打った衝撃と言われた言葉の衝撃でダブルパンチを

くらったような気持ちがしてしばらく開いた口が塞がらなかった。


「おい!コラ!聞いてんのか?!時間ねえんだからこっちは!」

ウサギはそう言うとどこから出したのかわからないファンシーなんだか

雑なんだかっていうツッコミどころ満載の「人参型ステッキ」を取り出し、

「そいやっ!」と掛け声かけたのと同時にどろ~んとした煙がたちこめ、

目が開いた瞬間・・・・・・・・・・・・。


「なんじゃこりゃああああああああああっ!!!」と涙目で叫んでしまった。

自分が・・・小学6年生の体じゃなくなっていたのだ・・・。

一見すると女子高生ぐらいの体つきでどこかで見た様な感じのコスプレの様な

衣装を身に纏い(全身赤とピンクを基調としたまさにコスプレ姿)、

耳にはウサ耳、バニーガールの様な丸い尻尾が付いているではないか!!!

「なんで俺こんなヒラヒラしたスカート穿いてウサ耳の女になってんだー!」と

ピンクの長い髪を振り乱しながらギャン泣きしてしまった。


「お前変わってんな。普通そんなに「美少女」の姿にしてもらえたら

普通の男ならもっと喜ぶぞ?!わーこれが俺?とか言ってはしゃぐかと思ったんだが。」


ぷつんっ。(キレた)


「どこの世界にいきなりこんな頭わいてる女みたいな姿にされて喜ぶ

変態がいるんじゃああああああっ!!俺は「男」だぞー!!それをこんな・・・。

あんまりだーーーーーっ!!何の罰ゲームだよ?!俺が何をしたと?!」

泣き喚きながらウサギにもの申してやったわ!!


「そんなんどうでもいい!アレを見ろ!!」


「ハア?!」とブチ切れつつも頭上を見上げると・・・。


なんかもう頭痛くなるような光景が・・・。


「うふふん★この星、「地球ちゃん?」とやらも我らの手に落ちる時が

きたわね~ん★」と一見すると色っぽい感じの如何にもな奇抜な衣装を

身に纏った変な女が宙に浮いているではないか・・・。


(俺これ絶対夢見てるな・・・それか頭打ったからヤバイ幻を・・・)

とか考えてたらいきなりその女が鞭をベシーンと地面に打ちつけてきやがった。

「・・・ええーと。なんか・・・。物凄くヤバイ変な女じゃないのかなこれ。

あははははははwwwwwwww(ぶっ壊れた俺・・・)」

(鞭って・・・。鞭って・・・。俺まだ小学生なのに・・・)と大混乱。


「オラー!!何ボーっとしてんじゃ!!戦わんかーーーっ!!」と

ウサギが俺のみぞおちに蹴りを入れてきた。(!!)

もう何が何だかわからずパニックになってたがそれで一旦冷静になった。


「おいウサギ野郎!あの女・・・なに・・・???」と聞くなり

「ウサギ野郎じゃねえわあああああっ!!」と今度は後頭部を殴打される。

「なんすんじゃー!」とキレたら「私にも名前がある「キリ様」と呼べ!」と

間抜けな顔だがかなりの真顔で言われた・・・。

(もう名前がどうだとかどうでもいいのでとりあえず現状打破を考えていた)


「あれは遠い星から来た侵略者の手の者・・・。お前が戦わないとこの星は

破滅に向かうぞ。お前はこの星でいうところの「セ○ラ○ム○ン」みたいなもんじゃ!」

(おい・・・。ウサギ・・・。「伏字の意味ねえぞそれ・・・」と思ったが

なんとなく理解した。俺が戦わないとなんかマズいらしい。)

「おい!でもあいつ鞭持ってるけど俺すげえ丸腰じゃん!!どうやって倒せば?!」

待ってましたとばかりに「これを授けよう」と人参型ステッキを渡されたが、

「なんじゃこりゃああああ!!重すぎて持てねえじゃねえかよっおい!」

ステッキが間抜けにも地面にめり込んだ・・・。何のコントだよこれ・・・。


その様子を見ていた鞭の女が何とも言えない哀れみの顔でこっちを見ていた・・・。

「もう泣きたい気分だ・・・」と涙が止まらない・・・。

なんかもうこのステッキ、ファンシーでもなんでもないわ!完全にこれ

某るろ剣の斬馬刀じゃねえかよ・・・!!とにかく鉄の塊というか(笑)。

もうここまで酷い展開だと流石に主人公の俺でも笑いがこみあげるわ!!


鞭の女とうとうあくびしだした・・・。

「ふわあああ~あああ・・・」と目をこする・・・。


ウサギが間髪入れずに「今だっ!」とその斬馬刀・・・じゃなかった、

一応魔法のステッキ(苦笑)を地面から引っこ抜いてぶん投げる。

ガッスーン!て鞭の女に命中・・・・・・・・。

倒れて瀕死の女の周りに部下が集まってきて撤収していった・・・。


「おいおい・・・。マジかよ・・・。俺何にもしてないのに・・・。

ほぼウサギが1人で倒したじゃねえか・・・。これ・・・。

俺が変身した意味なくね?」と放心状態で能面の様な表情になってた。


暫くすると「あ、時間切れだわもう。」とウサギが言い出して

どろろーんて煙幕の様なものに包まれて元の姿に戻った・・・。

「!!よかった!!男に戻れたよ~っ!」て歓喜したのも束の間

「ガサッ」と物陰から物音がして見てみると・・・。

木の陰から(またそんなベタなパターンかいっ!笑)まさかの

俺の想い人である「エリナちゃん」が・・・・・・。

「一部始終見られてたアアアアアアアーーーッ!!」


確か・・・こういう魔法少女とか美少女戦士とかって

変身見られるのが一番の「タブー」じゃねえの?!!!


続。

なんかもう色々と滅茶苦茶なので最後までお読みいただいた方に頭痛薬を渡してあげたいです。

しかもまだ続編があるけど・・・。(大丈夫ですか~???)

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