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閑話休題。「またたびで蜜月・・・」

前回の続編です。

作者、完全にこの2人で遊んでます(笑)。

英太はソワソワしていた・・・。

「ど・・・どうしよう・・・。俺としたことが・・・。

あろうことか「こんなもの」を入手してしまった。」

「こんなもの」とは・・・。


「またたび」である。(笑)


「猫という動物はまたたびで酔うと聞いた・・・。

じゃあ・・・猫宮さんに「これ」を試したら・・・ゴクリ・・・。」


風邪で寝込んでいる猫宮さんのお部屋にお見舞いに来た俺は・・・。

あろうことか・・・。

「風邪薬だよ・・・。」と彼女に手渡した薬に「またたび」を混入。

(なんだか犯罪者みたいだなこの彼氏・・・汗)

流石にマズい気がして俺ですら手が震えた。

熱でボーっとする彼女は「ん。ありがとう・・・。」と飲み干した。


ドクンッ!

猫宮さんの様子が一変した!!


フラッとして倒れ掛かる彼女を「大丈夫っ?!」と自分が

やらかしておいて慌てて支えた。


とろーーーーん・・・とした猫宮さんは・・・。

しなっとくねっとなって俺に抱き着いてきたーーーっ!!!

熱で真っ赤になった頬で俺の顔を見つめてきて・・・、

涙目で「えいたくん・・・」と甘えてきた(!!)

「~~~~~~っ!!!」俺は言葉にならない声が出る。


うわあああああ!どうしようこれどうしようこれ!!

混乱する俺の目に飛び込んできた光景は・・・。

パジャマがほんの少しはだけて(ほんの少しだけど!!)

桜色に熱で上気した白い肌が艶めかしく見えてきて

苦しそうに俺をまるでそう!求める様にすがるように見つめる

可愛い猫宮さん・・・、いや、すずちゃん・・・!!

「す・・・すずちゃん・・・?どう・・・したのかな・・・?」

俺はつばを飲み込みながら平静さを装いながらも紳士的に

介抱しようと・・・したんだけど・・・どうしよう・・・。

俺に身をゆだねる彼女の熱がパジャマ越しに伝わってきて

俺はもうそれだけでおかしくなりそうだった・・・。

「おみずがのみたいにゃ~・・・のませて・・・?」


ドカーーーーンッ!!!

俺の理性は吹っ飛んだーーーー!!

コップの水を口に含んで彼女の唇にそっと触れて・・・。

口移しに水を飲ませてしまっていた・・・。

「ん・・・・・。」ポタポタッと零れ落ちる水の雫・・・。

温かい彼女の唇に初めて触れた俺は薄目で彼女の可愛い顔を

ずっと見つめていた・・・。

こくっと彼女の喉を水が通ったようだ・・・。

「おいちい・・・。」

ぽやんとしている彼女はいつもの強気で勝ち気な顔でなく、

弱々しい可愛い可愛いホントに可愛い女の子の顔になっていた。

「ねむいよぅ・・・。」

甘える様に俺に言う彼女の姿に眩暈を覚えてつい・・・。

切なげな顔で彼女の顔を見つめながら・・・思わず、

可愛い彼女の手をぎゅっと握り・・・、

「一緒に寝よっか・・・。」と口走ってしまう・・・。

理性の螺子が飛んだ俺は「すずちゃん、愛してるよ・・・。」と

愛の言葉を紡ぎながら、、、なんとホントに一緒の布団に寝てしまった。

しかあああああああーーーーしっ!!!

そこからがエライ事になった!!

またたびで酔っぱらったすずちゃんはじゃれついてきて

俺の顔を笑いながら引っ掻きむしってくるではないかっ!!!(泣)

「ぎいやあああああああ!!痛い痛い痛いっ!!すずちゃんっ!

もっと優しくしてええええっ!でもそんなすずちゃんが大好きだあああっ!

もっと激しく引っ掻いてもいいんだようおおおおおっ?!!」

「にゃははははははははっ!!にゃははははははははっ!!!」

楽しそうなすずちゃんの姿に安心した・・・。俺・・・。

だって・・・危うく・・・一線超えるところだったわ!(震え声・・・!!)


その後1時間半・・・。

ようやく疲れて寝てしまったのか。

すずちゃんは寝言で「うーん・・・。えいたくん・・・。らいしゅき・・・。」

ドカーーーーーンッ!!!(衝撃ーーー!!!)

俺はもう顔が真っ赤で(引っ掻かれたせいもあるけど(笑))

「すず・・・・・・。」と彼女の寝顔(と言っても今度はほっぺたに)

キスをしてしまった・・・・・・・。


今日の出来事は俺は一生忘れないだろう・・・。

彼女はまたたびと熱で覚えてないだろうけどもさ・・・。

「愛しちゃってるなぁ・・・俺・・・。」


彼女の方を見つめて「俺も大好きだよ・・・すずちゃん・・・。」と

生まれて初めてする様な本物の笑顔ですずちゃんの髪を撫でた・・・。


翌日・・・。

すずちゃんは・・・。

「昨日・・・。記憶がなくて・・・。英太くんうちに来たよね?」

と、聞いてこられたので一瞬焦ったが冷静な顔で「うん。でも

寝てたからそのままにして帰ったよ?」と誤魔化しておいた・・・。

(だって・・・言えるか・・・。またたびで酔わせて色々してしまった

だなんて・・・。口が裂けても言えない・・・・・・・!!)


「でも、すずちゃんが元気になって良かったよ!元々俺が風邪を

うつしたせいだったし・・・。ほんと良かったね。」


「・・・すずちゃん・・・?」


(あ!しまったつい!!!!!)

「あ、いやごめん!猫宮さん・・・!!馴れ馴れしいよねごめんっ!」


「いい。別に。「すずちゃん」でいい・・・。」


「・・・?!」


俺は(まさか、まだ「またたび」の効果が残っていたのか?!と

焦ってしまいその場を後にしてしまった・・・!!)



「昨日の・・・変な夢のせいで・・・。私・・・。

なんかおかしくなってる・・・。何であんな夢見たの~?」

しゃがみこむ猫宮さん・・・。


どうも猫宮さん・・・記憶にないとか言っておきながら・・・。

「夢を見た」のだと勘違いしているみたいである。


結兎はそんなことはつゆ知らず、陰から見ていたので

「いつもの猫宮さんじゃないっ!!何が・・・!!」と

衝撃を受けていたのと同時に・・・。

「絶対英太がなんかキモチ悪いことをやらかしたな・・・

そうに違いない、あの外道め・・・。」とジト目で英太を睨んだ。

(酷い言われ様だが「そのとおり」なのでもう弁解のしようもない

英太なのであった・・・・・・・・。君に幸あれ・・・。

(あ、もう十分「幸あったか!(笑)」))


英太とすずは離れた後も尚・・・。

自分の唇に指を触れ・・・。

余韻に酔いしれていたなんてお互い知らないでいる。

いんやーもー。

楽しい!すっごい楽しいですこのバカップル(笑)。

自分の持ちキャラで「萌えカプ」なんて・・・て

自分に引くぐらい楽しいです。

同人誌の萌えカップリング描いてるみたいで(例えが悪いですが(笑))

楽しすぎて字数が凄いことにwww

ホントに一線超えなくてよかったです(おいー!w)

一応小学生なのでこの子たち。

お互いを大事にしてる感じを出したかったのですが

同時に甘いラブラブを書きたくて衝動的に書いてしまいました。

わー!大変だーーー!!(笑)

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