逃げる
この作品は勉強したくない男子高校生が十分で構成を考えサクサクっと進んでいくようなお話です。なので誤字脱字、文章力の無さが目立ってしまうと思います。それでもいいよって方と、それはダメって方だけご覧下さい。
「はぁ……はぁ……。ちょっと……!」
それでも足を止めることなく走り続ける。
「はぁ……。なんなのよ……。あいつら……!」
それでも足を止めることなく走り続ける。女のスカートが桜の花びらのように揺れる。
「ねぇ……ってば!」
女は無理やり繋がれていた手を振りほどいた。男は少し切れ気味で振り返った。
「今……そんなこと気にしてる場合じゃないだろ!とにかく逃げなきゃ……いけないんだよ!」
男はこれまでこんな顔を見せたことがあるだろうか。まるであの時の親が亡くなった私のような……。
「だから……。なんなのよあいつら……。なんで……追われてるの……わた」
男は女の質問をぶちぎってまた手を繋ぎ逃げ出した。
「ごめん。今はま……、」
最後の方は声が小さくて聞くことができなかった。女も諦めたのか疲れたのか静かになってただただ男の後ろをついていった。
しばらくして男の足はパタリと止まった。
「……。どーしたの。」
女は手を膝に置き息を整えている。男はなにかに怯えていた。おびただしい数の何かに。
「……。ごめん。」
「え……。なに?」
「……ごめん。また守れなかった……。」
「ねぇ!どーゆーこと?レ」
そして彼らの物語は三ヶ月前に戻る。