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プロローグ
拙い文ですが、お付き合いくださいませ
世の中には、時間が足りなくて苛ついている、焦っている人と時間を持て余している人がいる。一日二十四時間では足りない人と二十四時間は長すぎる人。
需要と供給はなりたっている。そこで、20xx年新たな事業が興された。その名も「時間屋」。人の時間を買い、その時間を売る。原理は秘密。会社と呼ぶには社員が少ない。社員はたった一人。
しかし、会社の利益はすごかった。それだけ、人の時間のやり取りが多いということだ。しかも、時間の値段は結構張る。暇人は小遣い稼ぎに時間を売り、忙しい人は今後の収入増加に賭けて時間を買う。
このたった一つの特殊な会社の出現により、社会は大きく変わった。
さて、その変わった先は幸せが待つか不幸せが待つか………………この話は、時間によって狂っていく世界を見守る話。ハッピーエンドかバットエンドか…………結果はお楽しみに。